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2018-08-22

シッター料金と利用者像の因果関係

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

ベビーシッター料金と選ぶ人の相関関係

最近、マッチングサイトでシッターとして活躍している人たちのお話を聞く機会がありました。
そこで、さまざまな事例などを伺ううちに、困った事例に遭遇しやすい方の特徴が見えてきました。
それは、シッター料金が安い、ということ。
私の個人的肌感覚で言えば、1300円くらいまでの人は、困った事例に遭遇しやすい、ということです。
そこには、価格と利用する人の関係があるのではないでしょうか?
例えば、1300円を選ぶ人と2000円を選ぶ人の違いを考えてみます。
一番大きな違いは、その人の経済力
次に、お金への価値観。
子どもに対する価値観。
そして、他人への接し方
だと思うのです。
経済力は、かなり、他の価値観を左右してくると思うのです。
余裕がある人と余裕がない人。
どちらが、サービスの本質的価値を見出しやすいでしょうか?
また、どちらが他人への配慮ができるでしょうか?
人間的性質にもかかわりがあると思いますが、
経済力がある人の方が、選択肢が広い分、サービスの本質的価値を見出すことができるでしょう。
また、他人への配慮もできるでしょう

事例

某ファーストフード店でバイトをしていたという友人に聞いた話です。
安価な価格帯を売りにしていた時期にバイトをされていたとのことで、そのときのお客さまの対応が、かなりきつかったそうです。
あれしろ、これしろ
とにかく、命令されることが多かったそうです。
そして、ささいなことで文句を言ってくる。(いわゆる根拠のないクレーマー)
友人は、このとき、価格を安くすると、横柄な客が増える、と感じたそうです。

安かろうは、やめよう

先ほどの事例でもわかるように、シッター料金が安いということは、リスクにもつながるということです。
シッターも人間です。
できれば、いろいろ言われるお宅へ伺いたくないといのが本音でしょう。
気持ちよくシッティングできる保護者の方がいれば、その方を優先させたくなるのも仕方がないのです。
そう、シッターにも利用者を選ぶ権利があるのです。
ただ、依頼してもらったら、無下にできない、というやさしさを持ち合わせている人が多いので、悩むのです。
だから、あえて料金を高くすることで、線引きしているのかもしれません。

私の場合

個人の頃は、1500円/時間(税込)でやっていました。
法人化して、消費税を頂戴することにしました。
その後、1800円/時間(税別)に値上げさせていただきました。
相場からすると、安いほうです。
(東京都の平均シッター料金は、2000円/時間だそうです)
ですが、困った保護者の方は、一人もいません。
それは、紹介でしか入会できない会員制をとっているからです。
あるとき、お客様から
「紹介するうえでも、この人は!という人しか紹介しないです」
と言われたことがあります。
お客様も、大切な人をご紹介してくださっているのです。
ですので、大切な人の大切な人は、全力でサポートさせていただきたい!と思っています。

人と人

最終的には、ここに行きつくのでしょう。
「お客様は、神様です。」
その時代は、終わりを迎えているのではないか、と思います。
どんな立場であれ、相手の立場に立って思いやることを大切にしたいものです。

 

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