toggle
2017-06-07

ベビーシッターの選び方(個人編)【動画あり】

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

先日、ベビーシッターの選び方(会社編)をお伝えしました。

今回は、個人編。

最近マッチングサイトが増えたため、フリーランスのベビーシッターも増えてきました。

サービス内容・料金

これは、会社編でもお伝えしたこと同様です。

個人の方も、料金がバラバラです。

やってくれる内容についても、人それぞれです。

シッテイング中の写真を送るサービスをしている方もいます。

子連れでシッテイングしている人もいます。

マッチングサイトを利用している方に聞いたのですが、

毎週のように料金を値上げする人もいる、とのことです。

信頼性

先日書いた 安全性についての記事でもお伝えしましたが、

2016年度から届出制が義務づけられました。

ですので、最低限、届出を出しているか、受領書、身分証明証、保険加入証を

見せてもらいましょう。

ちなみに、東京都は、電話で確認ができます。

直近の届出の有無や個人の居宅訪問型保育事業者の届出の有無について確認される場合は、東京都保育支援課民間保育援助担当(03-5320-4131)までお問合せください。

自治体によっては、HPで掲載されている場合もあるようです。

個人に頼むメリット

会社ではなく、あえて個人に頼む方もいます。

両方併用して、使われている方もいます。

個人に頼むのは、どのようなメリットがあるでしょうか?

〇メリット

  • 自分でシッターを選ぶことができる
  • 毎回同じ人が来てくれる
  • 直接、保護者とシッターとが話せる
  • 中間マージンが発生しないため、安価で契約できる
  • 入会金、年会費がないことが多い

一方、デメリットもあります。

〇デメリット

  • 保険に個人で入らないといけない場合がある
  • シッターの体調不良などの突然のキャンセルの場合に、自分で他の人を手配するしかない

このことを踏まえて、選ぶポイントを3つお伝えします。

ポイント1 人柄

すべてのやりとりを直接することになります。

ちょっと気になる言いにくいことも、直接言う以外、方法がありません。

ですので、誠実で、謙虚な方がいいでしょう。

また、子どもにとっては、さまざまな影響を与える人的環境です。

例えば、ネガティブな方は、子どもにも、ネガティブな声かけをしがちです。

ポジティブで、子どもの気持ちに寄り添ってくれる方がいいでしょう。

ポイント2 価値観

ベビーシッターは、保育園などの集団保育と異なり、家庭の方針にそってシッテイングをしてくれます。

とはいえ、価値観があまりにも違う人だと伝わりにくかったり、その通りにしてもらえなかったりします。

ですので、あなたの教育方針、価値観に似た方を選ぶといいでしょう。

ポイント3 直感

最後は、直感です。

この人、なんだかちょっと・・・

など気になるな、と思われた場合、その後トラブルに繋がることが多いようです。

(利用しているママからの体験談より)

女性は、特にそういう感じる能力が高いと言われます。

その直感には、従ったほうがいいかもしれません。

面接は、必ず!!

めんどうでも、必ず面接してくださいね。

厚生労働省が出している「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」でも、面接をするよう促しています。

2.事前に面接を

 実際に子どもをベビーシッターに預ける前に、インターネットの情報だけを頼りにするのではなく、必ずベビーシッターと面会し、子どもを預かる方針や心構えなどについて質問して、信頼に足る人物かどうかを確認しましょう。また、子どもを預ける際には、必ず事前に面会したベビーシッター本人に直接子どもを預けるようにしましょう。

「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」より抜粋)

面接では、子どもとの関わり方を見ましょう。

大人に対しては、とても好感を持てる対応をする方でも、子どもに対しては異なる、というケースもあります。

また、面接のときに、聞いてみるといい質問例をあげてみます。

 

□今までどのような年齢の子どもの、どういった内容のケアを行ったことがあるか。

(月齢が低いほど、経験が必要です。経験値は、目安になります)

□過去に定期保育を行っていた場合、その仕事を終了した理由は何か。ベビーシッター以外の職歴や経験で、子どものケアに活かせることはあるか。

□歌や、楽器、運動など、子どもと一緒に体験できる得意な遊び方はあるか。

□救急救命や応急処置などの講習を受けたことがあるか。また、子どものケアに関する研修などを受けたことがあるか。

□ベビーシッターをする際の得意なこと、不得意なことは何か。

□子どもの世話をする際に心がけていることは何か。

□スケジュール調整について。もし、予定より開始時間が早まったり、終了時間が長引いたりした場合、柔軟に対応できるか。

□働く資格について。(18歳以上か。外国人の場合などは日本で合法的に働けるか)

□お子様のお世話と一緒に、料理や家事、ペットの世話などが可能か。

□なぜ、ベビーシッターを行っているのですか?

□ベビーシッターをして良かったと思う経験は何か。

 

最後に

私は、個人のベビーシッターとして活動したのち、会社として、シッターのチームのように運営しています。

会社よりも、個々のシッターさんの判断に任せていることが多いです。

(リッツカールトンのようなイメージです)

というのも、画一的にしたくないからです。

ご家庭によって、事情が異なります。

ニーズも異なります。

ですので、フレキシブルに対応できる体制をとりたいと考えています。

その分、理解してくださる方だけを対象としています。

それほどシッターの人数がいるわけでもないので、会員制にしています。

大切な方の大切な方を大切にするためです。

 

個人的には、フリーのシッターさんが、増えるといいな、と思っています。

登録性シッターも経験した上での想いです。

そんな想いをもとに、「ベビーシッターを考える会」を運営しております。

7月2日に、ベビーシッターと触れ合える無料イベントを開催します。

ご興味のある方は、ぜひいらしてくださいね。

 

 

関連記事