【簡単知育遊び】 折り紙とシール DE ピザ
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
シッティング先に、だいたい持っていくものがあります。
それは、折り紙とシール。
(余裕があれば、はさみ、のり、いろえんぴつなど)
実は、これさえあれば、無限に遊べるんですよね。
遊びの展開方法
どんな遊びをするかは、子どもの手先の器用さを考えます。
シールであれば、どのくらいの大きさのものをはれるのか?
折り紙をどの程度おることができるのか?
次に、どんなことに興味があるのか?
食べ物は、鉄板
毎日、3食 食べていますよね。
おやつも食べています。
食べ物は、とても身近なものなんです。
ということで、食べ物シリーズは、よく使います。
ピザ
準備
まず、折り紙とシールを準備します。
折り紙は、手でまるくちぎります。
シールは、赤を半分に切り、トマトに見立てます。
黄色は、チーズ。ですので、細長く切ってきます。
緑は、ピーマンかブロッコリーなど。
少し小さめのシールを準備しておくといいでしょう。
ピザ作り
1.「ピザを作ろう!何をのせようか?」
まず、具材を聞いてみましょう。
準備したもの以外が出てくることもあります。
その場合は、即席でシールを準備しましょう。
中には、「じゃがいも!」と言われたことがあります。
その場合は、小さめの黄色のシールを使いました。
その子の好きな具をのせることで、さらに楽しさがアップするので、このステップをお忘れなく!
2.ピザの土台の折り紙を伸ばすしぐさをします。
ピザ作りを楽しむ演出です。
3.実際に具をのせていきます。
シールをペタペタはっていきます。
この時、大人も同じように、自分用のピザを作ってみてください。
知育ポイント
発達段階に合わせて、声掛けを変えてみると、さまざまな力が伸びることを助けます。
1.数への興味
「トマト、1個、2個、3個・・・」
など数を数えながらはると数の概念も身に付きます。
2.数を数える力
はりおえたら、「トマト何個はったの?」と聞いてみます。
すると、数えてくれるでしょう。ここでも、数について、学べます。
3.多い、少ない
お互いのピザを見比べて、
「トマトは、どっちが多い?」と聞いてみます。
子どものほうが多い種類をあえてきいてみてください。
「○○ちゃんの方が多い!」などと、嬉しそうに答えてくれます。
4.手先の器用さ
シールの台紙からはがし、はることで、指先のトレーニングができます。
今回、シールでの作り方をご紹介しましたが、具材を折り紙で作ることで、さらに器用さが身に付きます。
ちぎる
折り紙を小さくちぎって、具を作ります。
大きくちぎることができても、小さくちぎることは、意外と難しいんです。
どうしても、長細くなってしまいがちです。
ですので、長い折り紙を小さくちぎることも体験してみましょう。
はさみを使う
折り紙をはさみで切って、具を作ります。
はさみで小さく切る力が身に付きます。
ちなみに、シールを半分に切る準備から一緒にやってもらうこともいいでしょう
のりを使う
今回は、シールをご紹介しました。
手が汚れず、便利です。
ただ、折り紙をちぎったり、切ったりして具を作ったら、ぜひ、のりではることをやってみてください。
このとき、スティックのりもいいのですが、指で塗るタイプがおすすめです。
指でとるのりの量を調節したり、ぬるときに、適量をぬったりなど、器用さが求められる行動が多いからです。
このとき、汚れることを嫌がる子がいますが、無理強いは、禁物です。
イメージ通りのものができなくてもOK
大人は、ピザといったら、こう!という概念を持っています。
ですが、子どもにとっては、そこまで強いものがないことが多いです。
上の写真でもわかるように、他のシールを貼り始めたのです。
ですが、それもOK!
楽しむことが第一です!
遊びこそ学び
今回、遊びのなかでやったことは、ドリルやプリントなどを使用せず、楽しみながら、自然と数のお勉強ができることに気づいていただけたでしょうか?
あまり早い時期からプリントなどを使わず、ぜひ遊びの中でさまざまな力をつけてあげたいものです。
ここで、いろいろなことを知ること、できることの楽しさをたくさん味わってもらいたいと思います。
その楽しさ、喜びを知っている子は、勉強でも前向きに取り組めることでしょう。
実は、未就学の時期にかかわりが、その後の勉強への姿勢が関わってくるのです。
ぜひ、未就学の子どもたちには、たくさん遊びの中から学んでもらいたいな、と思います。