toggle
2020-04-10

緊急事態宣言後、働く?働かない?

こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。

緊急事態宣言後のベビーシッターのお仕事事情のブログで、自己判断が一番やっかい、と書きました。

今日は、なぜ、やっかいなのか、それは、正解がないからです。

そして、仕事をする、しないの判断、どちらにしても、賛否の声があるからです。

そこで、自分がどちらにするか、判断するうえでの材料をまとめてみました。

「感染」という視点

ベビーシッターとしてお仕事するうえで、「感染」という視点でいうと、2つのリスクが存在します。

子どもやご家族を感染させるリスク

ベビーシッターは、ご自宅に伺い、基本マンツーマンでシッティングを行います。

子どもとの距離は、とても近いですが、マンツーマンということで、万が一、症状がなくても感染していた場合、マスクをすることで、感染させるリスクを軽減させることができるでしょう。

しかし、ゼロではありません。

自分が感染するリスク

シッターの多くは、自宅から、子どものご自宅まで公共交通機関で移動します。

ここが、一番感染リスクが高い場所だと思われます。

(シッターという仕事柄、感染リスクの高い場所へ行くなどの行動は、していない、と考えて)

もちろん、公共交通機関に乗ることは、周りの人を感染させるリスクも同程度存在します。

「収入」という視点

収入が減る、ということは、とても怖いことです。

ですが、生活するうえで、極端に言うと、家賃を払ったり、命をつなぐために必要だともいえます。

少しでも収入を得たい

貯金がない、もしくは少ないという人にとっては、収入がなくなるのは、死活問題です。

収入が0になる覚悟

こう覚悟している人は、お金より命を優先している、という考え方もできます。

新型コロナに感染して、死んでしまっては、お金があっても意味がなくなるわけです。

「貢献」という視点

ニュースなどで、「自宅にいることが社会貢献になる」というフレーズを耳にします。

このフレーズ、言い換えると、「外出することは、社会の害になりえる」ともなるでしょう。

また、安倍総理も、「自分が陰性、かかっているものだと思って行動するように」と言っています。

外出自粛

社会貢献している、すばらしい行動になるでしょう。

インフラになる仕事のための外出

これも、社会の人のために、命の危険をさらして頑張ってくれている、すばらしい社会貢献ですよね。

不要不急ではない外出

この不要不急が、あいまいなんですが、ある意味、国が出している基準をもとに、自己判断になります。

シッターの場合、親が自宅にいられないために伺う→不要不急の仕事ではないように感じがちです。

しかし、親が在宅だけれども、伺う→これは、不要不急に当てはまる?と感じがちです。

「モラル」の視点

貢献にも近い視点ですが、一番、これがやっかいかもしれません。

究極、どんなことも「命」と天秤にかけることとなるからです。

「命」最優先型

なにがなんでも、自分の命、人の命を優先する考え方です。

「バランス型」

自分の命、人の命も大切にする対策を徹底的に行いながら、必要な役割を果たすという考え方です。

ある意味、自分の命をなげうって、人のためにしている人のように見えるかもしれません。

しかし、相手の命を最優先に考えていない行動とも捉えられるかもしれません。

「収入」最優先型

とにかく、収入のために、なんとしても働く。

一番、非難されがちなタイプかもしれません・・・

まとめ

最終的には、自分で決めるしかないんですよね。

その決断が、ときに、今までの信頼関係を損なうかもしれません。

シッターだと、今後の依頼がなくなる可能性もあります。

ただ、自分や伺った先の子どもが感染して亡くなる、自分が死んでしまうこともあるもしれません。

このように、両極のことを理解して、決断するといいと思うのです。

ある意味、覚悟が必要になります。

でも、誰が何と言おうと、自分の決断を大切にしてもらえれば、と思います。

そして、自分と異なる判断をした人を非難するのではなく、相手の気持ちを尊重してもらいたいな、と思います。

関連記事