「ふしぎなメルモ」性教育の視点 第6話 白雪姫
こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。
50年前の作品とは思えないほど、性教育について大切なことを伝えてくれている「ふしぎなメルモ」(手塚治虫著)
そこで、毎日1話ごとに、性教育の観点でまとめています。
第6話
6 白雪姫をいじめよう 1971/11/7
メルモは学芸会の出し物『白雪姫』で、主役の白雪姫薬に選ばれた。しかし大金持ちのニタ子も白雪姫薬を望んでいた。そのニタ子は白雪姫をいじめる継母役に決まるのだが、何とかメルモを主役の座から引きずり降ろそうと母親と共謀していろいろと策を練る。いよいよ学芸会当日。まだニタ子は主役を奪おうとあきらめていない。台本を勝手に変更して、彼女はメルモをいじめまくる。一方、母親はメルモのキャンディーを奪い「帰して欲しいなら白雪姫の役をニタ子に譲れ」と脅迫してくるのだった。(手塚治虫オフィシャルサイトより抜粋)
性教育の視点
この回では、性教育の視点は出てきません。
学芸会の劇で、わが子を主人公にしたいモンスターペアレントがでてきます。
そのモンスターペアレントの母親にワレガラスが
「甘やかして、わがままにさせ、子どもを不幸にしている」
と言います。
私も、甘やかすことは、子どものためにはならないと感じているので、共感しました!
似ている言葉で、甘えさせるというものがあります。
甘えさせることは、大切なんです。
これについては、以下の記事をご参照ください。
最後のナレーションが、
「動物のお母さんは、決して子どもを甘やかしたりしません。
みなさんも、甘えてばかりいないで、自分で苦しみを乗り越えて、強い子になってね」
と締めくくります。
これについては、言葉通り受け止めると違和感が出ます。
自分で乗り越えることは大切。
ですが、人に頼ることが悪いわけではないんですよね。
このあたりについては、以下の記事をご参照ください。
まとめ
今回は、性教育の視点がない、とお伝えしましたが、性教育は、生きるための力、だと考えると、この回も、大切なことを伝えてくれているんですよね。
人が成長する、自分の足で生きていく力について、改めて考えさせられました。
YouTubeで、見られるので、お子さんと一緒に見てみてください