公園から帰りたがらない子どもの対処法part3 【動画あり】
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
今日は、公園から帰りたがらない子どもの対処法part3です。
part1では、「共感」がキーワードでしたね。
part2では、「約束」がキーワードでした。
part3のキーワードは、「事前告知」です。
帰る時間を事前に伝える
10分前に
「あと10分で帰る時間だよ。」
5分前に
「あと5分で帰る時間だよ。」
そして、あと1分くらい、というときに
「すべり台、1回滑ったら帰ろうね。」
と、じわじわ帰る時間を伝え、気持ちを帰る方向へ持っていくのです。
気持ちを切り替える
子どもは、気持ちを切り替えるのがゆっくりです。
「帰るよ」と言われても、すぐ帰る気持ちに切り替えられません。
心づもりがないまま、「急に帰る」と言われても・・・
という感じです。
大人なら、「えっ、もうそんな時間?」
とすぐに切り替えられるかもしれませんが、
楽しいことなら、つい「あともう少し!」となっちゃいますよね。
そう、子どもも同じように、「あともう少し」となっちゃうんです。
だから、帰る時間を知らせながら、帰るモードに切り替えていくのです。
時計
知らせることも必要ですが、時計がわかるようになったら、時計を見て、時間を意識できるようにしましょう。
そうすることで、自分でも帰る時間を意識することができるようになります。
だいたい、5,6歳くらいですかね。
「短い針が5で長い針が12のところになったら、帰るよ」
と遊ぶ前に約束しておくのです。
(約束については、part2をご参照ください)
そのうち、「今4時だから、5時に帰る」など
帰る時間を自分で考えられるようになります。
この、自分で決めるということ、とっても大切なんです。
自分で決めることの大切さ
「5時に帰りなさい」と命令されるのと、
「何時に帰るの?」と聞かれて、自分で「5時」と決めるのとでは、
守ろうという気持ちが全然違います。
命令されると反発したくなるけれど、自分で決めたことは、
守らなくちゃ、という意識が働くんですよね。
これを使うわけです。
自分で決めることをしていると、どんなことも、自分で考え、決めることができるようになります。
そして、自発的な子どもになるわけです。
まとめ
公園から帰りたがらない子どもの対処法のポイント3つ
1.まず、「遊びたかったんだね、楽しかったね。」と共感する
2.遊ぶ前に「5時になったら帰ろうね」と約束する
3.帰る前に「5分前だよ」と知らせる
そして、月齢に合わせて自分で決めさせるなど、少しづつ変化させてみてくださいね。
子どもとはいえ、一人の人間です。
命令してコントロールしようとすると反発します。
お互い気持ちよく公園から帰るためにも、試してみてください!