幼稚園と保育園、どっちがいいの?【動画あり】
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
幼稚園と保育園、どっちに通うわせたらいいのかしら?
そんな質問もよくいただきます。
最近は、延長保育のある幼稚園も増えてきたので、働いていても、幼稚園を選ぶことができますよね。
幼稚園と保育園の違いとは?
もともと、作られた経緯が異なります。
違いについては、文部科学省のこちらの資料にありました。
それをわかりやすくまとめた表がこちら。
(ベネッセ 教育情報サイト より抜粋)
そもそも、できた目的が異なります。
そのせいか、幼稚園は、教育的なことをやってくれるところ。
保育園は、生活する場だから、ただ遊んでいるところ。
というイメージを持たれる方が多いようです。
保育園は、ただ遊ばせているだけ?
保育園を見学させていただくことがあります。
どこも、しっかりとした理念に基づいていらっしゃいます。
以前、ヨコミネ式を取り入れた保育園を見学に行かせていただいたのですが、
すべてのクラスで英語の授業がありました。
そして、四字熟語などのカードをスラスラと読む姿も見せてくれました。
その子どもたちの目の輝き、イキイキした表情が忘れられません。
学ぶことが楽しくて仕方がないといった感じです。
また、NPO法人全国小規模保育協議会のお手伝いをさせていただいている関係で、全国の認可の小規模保育園のHPなどを拝見することがあります。
英語に力を入れている園もあります。
教育的なことをしている園もあります。
保育園だから、幼稚園だから、そういう境目はなくなりつつあるのではないでしょうか?
メソッドは大切?
ヨコミネ式、シュタイナー、モンテッソーリなどを取り入れていると、いい感じがしますよね。
しっかりした教育理念があり、子どもの力を伸ばしてくれそうな。
しかし、個人的には、そういうメソッドがなくても、いい園はたくさんあると思っています。
活動内容が単純で見栄えがよくないかもしれません。
ですが、しかっり子どもの発達を見据えて計画されたものだったりします。
ただ、保育園は、時間が長いため、「自由遊び」と呼ばれる自由に遊べる時間が多いです。
それも、ただ、遊ばせているだけ、と思われる一因かもしれません。
結局、どうしたらいいの?
施設の形態にとらわれず、園の方針を見極めて選ぶ
ことをオススメします!
形態の違いは、制度的な違い、人数の違い、時間の違いなどです。
人数、時間の違いは、子どもの成長に大きく影響を及ぼすので、それもしっかり見極めたほうがいいポイントです。
例えば、手厚い関わりが子どもの成長に欠かせない1,2歳は、小規模保育園がいいでしょう。
わんぱくで、たくさんのお友達と揉まれて遊ばせたい子どもには、大人数の大規模保育園がいいでしょう。
時間の違いは、長時間保育になればなるほど、心身ともに疲れます。
ストレスも溜まっています。
このように形態、大切な選ぶポイントですが、もっと重要なことは、園の方針です。
家庭で言う教育方針です。
自然に触れ合うことに力を入れているのか、
行事に力を入れているのか、
本物の体験をさせることを大切にしているのか、
のびのびと遊ぶことを大切にしているのか
さまざまです。
あなたの教育方針と同じで、子どものタイプにぴったり合っていると、とてもハッピーな園生活を送れることでしょう。
ですので、この園の方針に合うかどうかが、一番のポイントだと思います。
そのためにも、あなたの教育方針が何なのか、夫婦でお話される機会を作ってみてくださいね。