ベビーシッターにおける男性、女性
こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。
先日、ベビーシッターのマッチングサイトで、男性シッターの活動が停止されました。
それについて、男性シッターさんたちのお話を伺うことができました!
先日、日本ホームチャイルドケア協会の意見交流会として開催したのですが、関西、中部、東京と様々なエリアから参加してくださいました。
今回の活動停止における対応、記事について、いろいろなご意見がありました。
その中で、やはりジェンダーについての話題も多かったです。
そこには、私が今まで気が付かなかった、男性ならではの想いがあったのです。
保育業界での男性
最近では、男性保育士さんも増えました。
しかし、保育士は、もともと保母さんと呼ばれていて、女性の仕事と認識されていたんです。
ですので、男性が保育、シッターのお仕事をすることは、なかなか受けいけられない風潮が残っているのも事実です。
例えば、
女の子の親に、「(男性の先生に、)おむつ替えしてもらいたくない」と言われたり。
お仕事をお願いされていたのに、男性とわかったとたん、断られたり。
女性の先生から、厳しい教育をされたり。
これは、保育、育児における歴史的背景、考え方が反映しているのでしょう。
女性が、保育、育児を担うという考え方。
保母、保育士の歴史
「保母」とは、1948年に生まれた資格で、「児童福祉施設で児童の保育に従事する女子を保母という」と定義されていました。そもそもは女性限定の仕事だったので「保母」という名称だったのです。
しかし、1977年に男性が保育者になることが法的に認められ、「保父」と呼ばれるようになりました。
その後、1999年には児童福祉法が改正され、男女の区別のない「保育士」という名称に変更されます。
さらに、2003年に児童福祉法が改正され、国家資格となりました。
保母としての歴史も、約70年
男性が保育者になってからの歴史は、約40年
まだまだ、歴史が浅いと言えるでしょう。
社会的に男性とは
今は、男女平等になったと言われています。
しかし、ある点で、男性が危機を感じていることがあるのです。
それは、性犯罪の冤罪をかけられたら。
よく痴漢として現行犯逮捕されたら、していないことを立証することが難しいと言われます。
映画にもなりましたよね。
「それでもボクはやってない」
そこには、男性は、性犯罪を犯しやすい、という認識があるのでしょう。
シッターにおける男性保育者
ベビーシッターは、マンツーマンのため、保育者と子どもだけ。
もし、子どもが「先生にパンツぬがされた」そう言われたら・・・
子どもの月齢にもよりますが、ちょっとした表現で誤解を生むこともあります。
ですので、常に、男性としての配慮を考えているそうです。
まとめ
男性シッターさんの話を聞いたことで、私、「女性として甘んじてるところがあった」と思ったのです。
ベビーシッターの仕事をできること、必要とされることも当たり前。
女性だから、という下駄をはかせてもらっていたのかもしれない。
そう気が付いたとき、何ができるのだろうか、と思いました。
そして、やっぱり性について、語る機会を増やしたい!
いろいろな性を理解することから始めたい、と思いました。