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2019-09-12

子どもと手をつなぐときに、心がけていること

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

ベビーシッターは、自宅でのシッティングだけでなく、保育園のお迎え、習い事の送迎、というご依頼もあります。
この送迎、実は、かなりリスクをはらんでいます。

というのも、自分が気を付けていても、事故につながる要因があるからです。
そこで、移動中は、できれば、手をつなぎたい、と思っています。

過去にあった、送迎時の最大のヒヤリハットは・・・

私のひやり・はっと 電車編

何歳まで、手をつなぐべき??

個人的には、年中さんくらいまでは必ずつなぎたいです。
大きくなると、手をつなぐことが恥ずかしい、という子もいます。
小さくても、普段から親と手をつながないで歩いている子は、嫌がることが多いです。

確かに、手をつなぐのは、小さい子。
自由を制限される、というイメージがありますよね。

嫌がる子への対処法

私は、小さいころから長くお付き合いするケースが多いので、最初から、車の通る道路では必ず手をつなぐことを約束しています。
習慣化すると、必ず、手をつないでくれます。
(ただし、これは、約束をした私とだけのルールとなるようで、親とはつながないケースもあるようです)

年長さんくらいになって、手をつなぎたがらない場合、その子のタイプによって、変えています。
交通ルールを理解していて、勝手に走り出したり、知らないうちにどこかえ行ってしまったりしまわないタイプの子であれば、手をつなぎません。

興味のあるものがあって、つい走り出してしまう子には、「一人でしっかり歩けることも知っているよ。でも、事故にあったら、哀しいでしょ。だから、手をつないでね。」と手をつなぐ理由を伝えます。

それでも、つなぎたがらない場合は、保護者の方と3人で手をつなぐことを約束する環境を作ります。

命に関わることなので、ここは、ゆずれません。

一方、小学生は、無理やり手をつなぐことがしにくいので、いつでも、何かあればつかまえられる体制をとっています。
とはいえ、この時期になると、勝手に走り出す、ということはほぼありません。

そもそも、子どもが自由を制限される手のつなぎ方をしない

これは、どんなに小さい子でも、歩行が安定している子であれば、意識しています。

こちらが、子どもの手をぎゅっと握るのではなく、子どもに、私の手、指を握ってもらうのです。
私は、手が大きいので、指2本くらいがにぎりやすいようなので。

これをすると、子どもが、あっちの意思を尊重して、歩くことができます。
ぎゅっと握って、引っ張るのは、ある意味、連行ですよね。
これは、子どもも嫌なはずです。

ただ、パッと手を放して、走り出すタイプの子もいます。
意図せず、力が抜けて、手が離れてしまうこともあります。
ですので、いつでも、ぎゅっと握れるようにしておくことは、重要です。

まとめ

保育園などでも、お散歩のとき、手をつなぐことが当たり前になっています。
ですが、なぜ、手をつなぐのか、子どもも大人も、しっかり理解することって、大切ですよね。

また、命の守ることと、気持ちを尊重することのバランスも大切です。

そして、公園など、自由に歩きまわれる環境では、手をつながず、自由に遊ばせてあげたいな、と思います。
たとえ転んでも、その経験があるから、転ばないようにできるようになるんですよね。

目の前の子どもにとって、どんな手のつなぎ方がいいのか、しっかり考えて関わっていきたいな、と思います。

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