不寛容な自分とサヨナラするには・・・私の中の「ただし」さん
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
昨日、こんな記事を書きました。
自分自身が、もっと寛容な人になるには、どうしたらいいのか?
そんなことを考えてみました。
実は、意外と寛容ではない部分があるんです・・・
「ただし」さんと「ワイ」さん
私の心理学のメンターの言葉を思い出したのです。
(「ワイ」さんは、私が勝手に作りました)
「ただし」さんとは、自分の中にいる「これが正しい!」という感情です。
満員電車で足を組み、その足が、隣に座っていた私にぶつかったとします。
すると、この「ただし」さん、
「満員電車では、足とか組んじゃだめでしょ!(組まないことが正しいでしょ!)」
と言ってくるのです。
この「ただし」さんの言葉を聞いて、イラっとするわけです。
ですので、「ただし」さんの「これが正しい!」「こうあるべき!」という発言に振り回されないように、「ただし」さんの言葉をスルーする技を身につける必要があるのです。
ただ、この「ただし」さん、時々、自分にいい気づきをくれることがあります。
例えば、子どもを叱って、たたいたママを見かけたとします。
「子どもをたたくなんて、体罰!絶対、やってはダメ!」
と「ただし」さんが言ってくるのです。
そう、この「ただし」さんは、私が大切にする価値観を教えてくれることもあります。
私は、「体罰は、絶対にダメ」
そんな価値観を持っているのです。
「ただし」さん、時々、いいことしてくれるんですよね。
このとき、私の中には、「ただし」さんの他に「ワイ(WHY)」さんが出てくるのです。
「ワイ」さんは、「このママ、どうしてたたいちゃったんだろう?」と話しかけてきます。
この「ワイ」さんのおかげで、ママたちの声に耳を傾けることができるのです。
「ただし」さんも、「ワイ」さんも、みんな大切
人間には、いろいろな感情があります。
ポジティブな感情だけでなく、恨み、憎しみなどのネガティブな感情もあります。
どれも、大切なんです。
メンターの言葉を借りると、「どんな感情も、愛の子ども」だそう。
愛の反対は、無関心ですよね。
そう、無関心からは、憎しみも生まれないのです。
感情を抱きしめて、深呼吸
いろんな感情が沸き上がってきて、不寛容な自分がにょきにょき出てきたら、
「あー、そう感じたのね」
と、まず抱きしめてあげます。
そして、深呼吸します。
すると、落ち着いてくるのです。
そうやって、自分自身を大切にすることも、寛容な自分でいるための一歩のような気がします。
まずは、どんな自分も大切に、愛してあげましょう!!