【100人インタビュープロジェクトVol.10 前編】ベビーシッター×社会起業家の宮武直也さん
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
100人インタビュープロジェクト 10人目は、
ベビーシッター×社会起業家の
見た目は、もこみちっぽくすらっとしたイケメンなんですが、静かに熱い方でした!
マルチに活躍され、大きな目標に向かって邁進する彼。
前編では、なぜベビーシッターをしているのか。
そのあたりもじっくり伺いました!
今の働き方を教えてください
「1.ベビーシッターは、 4割
2.M マーケティング(SNS、ブログ、個人事業主として活動している人の集客のお手伝) 2割
3.NPO法人Feel Home(申請中)代表理事(一時預かり施設運営) 2019年4月~
施設がオープンしたら、施設が6-7割になると思いますが、ベビーシッターも続けるつもりです。」
答え方も、数字でさくっとわかりやすく教えてくださいました。
ネットマーケティングも得意ということで、保育業界には珍しい逸材ではないでしょうか。
事業をスタートしても、ベビーシッターを続ける、とのことですが、なぜですか?
「施設では理念、カリキュラムがあるけれど、100%自分のやりかたにならない。
一方、ベビーシッターだと100%自分の想いですることができる。
そこで、課題を見つけ、施設のほうにフィードバックし・・・相互に自分を高められると思っています。」
宮武君は、集団保育もマンツーマン保育も両方大切にされているのですね。
確かにそれぞれのメリット、デメリットは、必ず存在します。
それを生かし合えるのは、素晴らしいですよね。
今までにないものを創造できそうだな、と思います。
今までの働き方を教えてください。
「卒業後、幼稚園3年勤めました。
その後、少し保育から離れ、1年半ちょっと一般企業に勤務しました。
そして、大規模の認可保育園に1年3ヶ月勤務後、ベビーシッターになりました。」
なぜ、ベビーシッターをしようと思ったのですか?
「幼稚園2年目のときから、将来自分の保育施設を作りたいと思い始めました。
その後は、施設を作るためにチョイスした職業です。
ちなみに、保育園は、0,1,2歳児の姿を勉強したくて勤めました。
その後、施設を作るにあたり、調べたり、勉強したいと思うようになりました。
それをしながら、保育に関われる仕事を探していたときに、ベビーシッターという職業に出会ったんです。」
ベビーシッターとして働くうえで、どんなことをされましたか?
「まず、あるマッチングサイトに登録しましたが、1か月音沙汰なし。
その後、別のマッチングサイトのことを知り、登録しました。
最初は、なかなか依頼がありませんでしたが、いろいろ工夫をしていくと、依頼が増えてきました。」
今は、地域ナンバーワンに輝くほどご活躍されています。
いろいろな工夫をされたとのことで、そのあたりもとっても気になるところです。
ということで、4月14日のイベントにご登壇しただくことになりました!
マッチングサイトをうまく活用されていますが、マッチングサイトのよさを教えてください
「始めは、定期で依頼したサポーターさんが都合が合わず・・という人のおこぼれが多かった感じです。
だから、預けることに抵抗感がなく、信頼感がある人からの依頼が多かったです。
レビュー機能は、あってよかったと思います。
登録して半年後くらいからは、経験、レビューを見てくださっての依頼が増えてきました。」
なるほど。
やはり、口コミは大切なんですね。
男性ベビーシッターに、求められていると感じることは、何ですか?
「一番ニーズが高いのは、夜の時間帯です。
女性だと夜遅くまでお願いすることは・・・という方もいらっしゃいました。
また、何かあった場合、女性より男性の方が安心という声もありました。
昼の時間帯は、体を使った遊びをしてほしい、と言われることが多いです。
女性は、走り回る子どもに追いつけないけれど、男性ならできる、と思われているようです。」
女性だと夜遅くまでは・・・という方もいらっしゃるんですね。
これは、初耳でした。
最近、フリーランス保育士が増えていますが、同じフリーランス保育士として、その状況をどう思われますか?
「盛り上がってほしい、と思います。」
本当にそうですよね。
保育園にいい先生がいなくなる~なんて、声も聞いたことがあります。
それくらいいい先生が、フリーランスになっていかれる傾向が高いのかもしれません。
フリーランス保育士で、ベビーシッターをしたいと思う人へのメッセージをお願いします。
「フリーランスとついているのだから、どんな結果でも、自分のやってきたことが結果につながるので、メンタルは求められます。
自由なんだけど、自由と同等の大きさで責任がついてきます。
何かか起こったときに、対処できる人には、フリーランス保育士はおすすめです。」
確かに、フリーランスって、自由ですが、全責任自分なんですよね。
誰かのせいにできない、というか、逃げ場がないというか。
本当にメンタルの強さは求められますね。
最近、フリーランス保育士と名乗っていらっしゃる方が増え、保育士の可能性が開けてきていると思います。
ぜひ、自分らしい働き方を確立してもらいたいものです。
まとめ
ベビーシッターをする人には、人の数だけ理由があるんだな~とつくづく感じました。
そして、ベビーシッターは、いろいろな考え方、生き方を求める人の受け皿になる職業なのだとも思いました。
ベビーシッター業界、これからどうなるのか??
私にも未知数です。
後編では、宮武くんの思うベビーシッター業界の今後についても伺いました。