理想のベビーシッター
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
最近、子ども、保護者にとっての理想のベビーシッターって、なんだろう??
と考えることが増えました。
そして、自分の理想が変化していることに気づいたのです。
ベビーシッター遍歴
私のベビーシッターデビューは、ベビーシッター会社に登録したことです。
その後、ベビーシッター会社で社員をし・・・
フリーランスでベビーシッターをし・・・
会社にして、仲間とベビーシッターをするようになったのです。
以前の理想
フリーランスでベビーシッターをしているとき、会社でシッターをしているときよりも、家族に寄り添うことができ、いい関係が築けていました。
ですので、フリーランスのベビーシッターが増えればいいのに!
そんな理想を持っていたのです。
とはいえ、懸念点は、何か不平・不満があったときに、穏便に話し合えるコミュニケーション能力がないと、トラブルになりやすかったり、利用者の泣き寝入りになってしまう危険性があるとは、思っていました。
その後、あることをきっかけに、
私の理想は、フリーランスベビーシッターから、
「チーム制ベビーシッター」に変化したのです。
変化のきっかけ
昨年、今年と「居宅訪問型保育者向け研修」の講師をさせていただきました。
この居宅訪問型保育は、2015年にスタートした子ども・子育て支援新制度において、地域型保育の一つに位置づけられている認可事業です。
いわゆる認可のベビーシッター。
この事業では、チーム制を推奨しています。
管理者および、コーディネーター、複数の保育者で1チームです。
(図は、参納作成)
これは、密室性が高いベビーシッターにとって、重要な組織図なのだと思います。
チーム制ベビーシッターの5つのメリット
①複数のシッターの視点で、子どもの最善の利益を考えられる。
つまり、偏った見方をしたり、偏った活動内容にならない、ということです。
②信頼できるシッターチームに頼めることで、安心で楽に!
複数の会社、フリーランスシッターと契約していると、自分で何箇所にも依頼をしなくてはならないです。
これって、意外と手間だと思うのです。
それが、チーム制であれば、一人の人(コーディネーター的な立場の人)に依頼すれば、誰かしらに頼める、そんな体制だと忙しいママ、パパたちの手間が軽減するのではないでしょうか。
③要望が言いやすい
面と向かって言いにくいことでも、第3者的立場の方がいると、伝えやすいです。
個人的には、どんなサービスも、三角の関係性があることが、高い質を保つために必要だと感じています。
④いざというときにも、サポートしやすい
兄弟が入院して、病院への付き添いのため、下の子を見てもらわなくなった、親が急に入院して、助けが必要になった、そんな事例に遭遇したことがあります。
こんなとき、子どもにとっても不安な状況ですよね。
親と離れることだけでも、不安なのに、全く知らない人が入れ替わり、立ち替わりくる、ってストレスで、情緒の安定の観点から、望ましい状況ではないでしょう。
ただ、こういうことは、急にやってきます。
ですので、フリーランス一人ですと、空いておらず、対応できない、ということが往々にしてあるでしょう。
ですが、チーム制により、複数のシッターが関わっていることで、対応できる可能性が上がるのです。
私の経験上、3~5人くらいのチームで1家庭をサポートできるといいな、と思っています。
⑤シッターの急な体調不良などにも対応しやすい
シッターも、人です。
体調不良になったり、急な身内の不幸に見舞われることがあります。
そんなとき、交代してくれる信頼できる人がいることは、シッターにとっても働きやすいですし、保護者にとっても、安心ですよね。
私がやっているチーム制ベビーシッター
私は、法人としてベビーシッターサービスをしております。
こじんまりと行っているため、完全紹介制です。
これは、大切な人の大切な人を全力でサポートしたい、そんな想いから、この形態をとることになりました。
保護者と、会社が契約をします。
そして、ご家庭をサポートできるシッターを複数想定して、お宅のサポートをさせていただきます。
ご希望日時、場所などによっては、難しいケースもありますが、なるべく、この体制をとれるように心がけています。
きっと、このチーム制ベビーシッターは、会社だからやりやすいんですよね。
フリーランスのシッターさん同士が一緒になってやるとしたら、まず、シッター料金などを整える必要が出てくるでしょう。
また、最終的な責任をとる人の存在が必要になります。
要は、他のシッターさんの責任も全部負う人が必要、ということです。
チームである以上、こういう存在は、必須です。
様々なハードルが存在すると思われますが、チーム制ベビーシッターに興味がある方がいらっしゃったら、一緒に作っていきませんか?
お気軽にお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。