23年前の今日 阪神淡路大震災に想うこと
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
今日で、阪神淡路大震災から23年ですね。
当時、私は受験真っ只中の高校3年生。
岡山の実家で、初めて地震を体感したのです。
本当に怖かったです。
あの時、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしています。
人生の分岐点
この年、受験生だったのですが、国立大学しか選択肢として考えていませんでした。
受験に失敗したら、浪人もできないので、就職という崖っぷち。
そんななかセンター試験で、大失敗!!
希望していた大学は、厳しいかも・・・ということで、ランクを下げて二次試験を受験することにしたのです。
このときは、あまりのショックで、食事ができませんでした。
(かなり図太い私、人生で、このときともう1度しか、こういうことはありません)
A判定が出たのが、島根大学と奈良教育大学。
奈良を選んだら、受験に行くのさえ、一苦労なんです。
このとき、新幹線は全面利用できませんでした。
行くとしたら、5,6時間かけて日本海側を電車で行くしかないのです。
ですが、結果、奈良を選んだのです。
島流しに合うような思いがして、南に下がるのは、絶対嫌だったのです。
(今なら、何をそんなこと、と思うのですが、18歳の私には一大事だったようです)
ですが、困難な状況で受験に行ったことは、かなり強烈な思い出です。
そして、自分で選んだ、という意識が強かった出来事でもあります。
何が起こるか、わからないのが人生
ありきたりですが、本当に何が起こるかわかりません。
ですが、この分岐点のおかげで、どんな辛いことがあったり、自分の意にそぐわないことがあっても、最終的には自分のためになる。と思えるようになったのです。
今は、奈良に行ってよかったと思っています。
この時の選択がなければ、今とはまるで違った人生だったことでしょう。
すべて意味があったのだと。
生きてるだけで、丸儲け
確か、明石家さんまさんが、言われていたと思うのですが、本当に、そうだ!と思うのです。
最近、子どもの自殺が増えているようです。
10-14歳の子どもの死亡原因3位が自殺なんです。
15歳以上の子どもの場合、1位です。
(厚生労働省の人口動態統計年報 主要統計表より)
なんとも、悲しい現実ですよね。
生まれてきたこと、生きていることも奇跡的なことだと思うのです。
子どもと関わるすべての人に伝えたいこと
たくさんあるのですが、特に伝えたいことは、
子どもの存在そのものを受け入れ、愛してください
ということ。
そうすることで、子どもたちは、自分も人も大切にすることができるようになります。
大切に思われていたら、自ら命を断とうと思ったとしても、ブレーキがかかるはずです。
子どもは、宝。
健やかな成長を応援したいものです。