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2018-06-11

品川区でベビーシッター代補助!!

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

東京都のベビーシッター代補助、上限28万円というニュースが流れてから、久しくその話題があがってきません。

そんな中、品川区では待機児童になった人を対象にベビーシッター代を補助し始めていました。

とっても画期的です!!

詳細は、こちら

対象

自分があてはまるのか、とても重要ですよね。

主な要件は、以下5つです。

・品川区民

待機児童である

東京都に認可外保育施設の届出を行っているベビーシッター会社を利用している

・月46時間以上利用している

他の助成を受けていない

助成金額

利用する人にとって、一番気になるのは、金額ではないでしょうか?

月利用時間 48時間以上96時間未満     30,000円
月利用時間 96時間以上          50,000円
※ 認可外居宅訪問型保育事業の基本保育料が助成月額を下回る場合は、基本保育料と同額が上限となります。
※ 家事代行、家庭教師、送迎等基本保育以外に係る利用料金は、助成対象となる基本保育料には含みません。

ちなみに、福利厚生のチケットを使ったり、区の一時保育を利用したりすると、助成対象外です。

また、認可外保育園も利用した場合は、それをベビーシッターのどちらか一つしか助成の対象になりません。

ちなみに、認可外保育施設利用料金の助成については、こちら

認可外を利用する場合でも、施設なのかベビーシッターのなのかで、条件も、金額も異なります。

子どもの年齢、利用の仕方によって、どちらがいいかを選ばれるといいようです。

この金額で、十分なの??

助成があることはありがたいけれど、これって、どれだけのインパクトがあるのでしょうか?

 

わかりやすくシュミレーションしてみました。

ここでは、ベビーシッター代1時間2000円で計算しました。

(これは、東京都の補助金額を考えられる際に使用された金額です)

また、交通費は、目安として800円とさせていただきました。

 

月48時間以上96時間未満働く人の場合

利用頻度  週2回 1日4時間

合計    月48時間

ベビーシッター代 2000円×48時間=96,000円 / 月

シッター交通費  800円×8回=6,400円 / 月

合計 102,400円

助成金3万円をもらうと 72,400円

 

96時間以上働く人の場合

利用頻度  週4回 1日6時間

合計    月96時間

ベビーシッター代 2000円×96時間=192,000円 / 月

シッター交通費  800円×16回=12,800円 / 月

合計 204,800円

助成金5万円をもらうと 154,800円

 

この数字、みなさんは、どう思われますか?

 

 

私は、助成してくれることはありがたいけれど、もっと欲しい!と思う方が多いのではないかと感じています。

認可保育所に入れば、毎日預けて月数万円でいいのですから。

なぜ、こんなに不公平なの??と思った方いらっしゃるのではないでしょうか?

この不公平が起こる原因は、施設にお金が支払われる仕組みだからです。

この仕組みだと「施設に入った人」のみが恩恵を受けられるのです。

 

私は、働く人が、その所得や必要性に応じて、「保育を受ける権利」として、国の恩恵を受けられるためには、「施設」だけではなく、もっと「人」へ支払われるようになる必要があると思っています。

(本来は、子育てする人みんなが必要な保育サービスを受けられるようになることが必要でしょう)

 

ですが、この制度がまず、品川区で、やってよかったね。という制度になり、他の自治体にも広がることが大きな一歩だと思うのです。

まだスタートしたばかりの制度ですが、

利用者が少なければ、来年度はなくなってしまうでしょう・・・

必要な人がいれば、ぜひ、この制度教えてあげてください!

 

 

 

 

 

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