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2017-06-29

『あなたの言葉で子どもは育つ』書評 【動画あり】

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

最近、幼児教室が増えましたよね。

「早期教育」については、賛否両論あると思います。

私は、内容によっては、賛成です。

幼児教室「コペル」

「コペル」は、私が共感する幼児教室のひとつです。

コペルには、見学にも行かせていただきました。

子どもたちが、目を輝かせて取り組んでいる姿が印象的でした。

そして、できた!ときに、後ろにいるお母さんやお父さんと喜びを分かち合っている姿も、印象に残っています。

 

代表の大坪 信之先生の著書が3冊あり、どれも大変勉強になりました。

その中でも、私のもっともおすすめは、こちらです。

『あなたの言葉で子どもは育つ』

 

無条件の愛

子どもが成長するうえで、一番大切なものは、なんだと思いますか?

それは、無条件の愛です。

子どもが言うことを聞いたから、褒めるのではなく、

ただ、そこにいるだけで「ママは、幸せよ」と抱きしめるのです。

この本、そして、幼児教室「コペル」の根底にあるものです。

 

おすすめの魔法の言葉

本には、子どもにかけるおすすめの言葉がたくさん載っています。

一部をご紹介しますね。

 あなたはあなたのままでいいのよ!  (P50)

無条件の愛を表現する言葉ですね。

「何があっても、ママは、いつも味方よ」

「生まれてきてくれてありがとう」

このような無条件の愛を表現する言葉を伝え続けることが重要だそうです。

そうすると、子どもは、愛を感じ、安心感を得ることができ、

最高にしあわせな気持ちになります。

そして、自分を信じることができるようになるのです。

 あなたは本当に素晴らしい!  (P61)

あるがままの姿を認める言葉です。

 あなたって天才じゃないかしら?  (P65)

子どもには、肯定的な言葉をかけることが重要です。

かけられた言葉通りになるからです。

子どもは、みんな生まれながらの天才です。

子どもには、無限の可能性が眠っている、と信じましょう。

そうすることで、子どもは、持っている能力を発揮します。

親子会議

おうちでのルールを家族みんなで話し合って決めるための親子会議のことです。

これを読んだとき、すばらしい!と思いました。

おうちのルールは、だいたい親が決めるもの。

子どもにとったら、命令されているのも同じですよね。

でも、会議だと、自分の意見も言えます。

親の意見も聞いて、お互いが歩み寄った形でのルールができあがります。

子どもも、納得して決めているので、守ろうとしますよね。

これが、大切なんだと思うのです。

この会議は、社会に出てからも役に立つと思いませんか?

自分の考えを発言する訓練になります。

人と折り合いをつけていくことも覚えます。

まとめ

この本で、無条件の愛の大切さ、一人の人間として尊重されることの大切さを再確認できました。

とはいえ、なかなかできないかもしれません。

大人とはいえ、無条件で自分を受け入れ、肯定できていないことがあるからです。

ベビーシッターをする中で、この10年以上、自分自身と向き合ってきました。

自己肯定感が高くなく、自信もなかった私が、子どもたいにとって、いい人的環境になりたいと思ったからです。

自己啓発本を読み、セミナーに出て、変わりたいと思ってきました。

でも、変わる必要なんてないんです。

ありのままの自分を受け入れることが重要だと気づきました。

 

もし、あなたが、子育てで悩み、いい親になれないことを責めていたとしたら、

まず、ありのままの自分を抱きしめてあげてください。

子どもを抱きしめながら、自分も抱きしめるイメージでもいいでしょう。

そうすることで、この本に書かれているような言葉をこどもにかけてあげることができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

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