「おいで」と「来て」は、どう違う?
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
私が、大好きな手遊び歌に
「パンダ うさぎ コアラ」
があります。
こちら、
「おいで おいで おいで おいで こあら」
と
「おいで」という言葉が何度も出てきます。
子どもたちに、「おいで~」と声をかけるときには、この歌を歌っています。
大人に「おいで」は、失礼?
あるとき、2歳の女の子が、私を「おいで~」と呼んだんです。
それを聞いたママが、「きて~ でしょ。おいでは、失礼でしょ」
と言ったんです。
「おいで」を何気なく使っていたのですが、これって、上から目線の言葉かも。
と思ったのです。
「おいで」と「来て」の違い
ネットで調べてみたいのですが、意外と出てこないものなんですね。
やっと見つけました!
そもそも「おいで」とは「御出(で)」と書き、「行く」や「来る」の敬語として用いられていました。そこからその命令表現としての「おいでなさい」が用いられ、その省略で「おいで」という言い方が定着したと思われます。 (こちらから抜粋)
やはり、命令表現なんですね。
「来て」も若干命令表現っぽい感じもするのですが、おいで~よりはフラットな表現なのかもしれません。
敬語は、難しい
敬語もいろいろな解釈があるんですよね。
例えば
「了解です」
これもよく聞くのですが、これは目上の人に使うのは、好ましくない、とされている場合もあります。
しかし、特に目上の人でも大丈夫という表記のものもあります。
個人的には、「了解です」と言われるよりも、「承知しました」と言われるほうが心地いいのですが・・・
人の感じ方というところでしょうか。
子どもと言葉
子どもたちは、大人が使う言葉、言い回しをマネしながら、語彙を増やしていきます。
ですので、人的環境であるベビーシッターの言葉遣いは、とっても大切なんですよね。
日頃から、きれいな日本語を使うよう心掛けたいものです。