偽物の「For You(子どものため)」にご用心!
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
以前、ドラマ「グッド・ドクター」に注目している、という投稿をしました。
昨夜の話も、号泣ものでした。
簡単なあらずじ
世界的なソプラノ歌手である少年 響くんが喉の病気で入院します。
すぐに手術が必要なのですが、高音が出なくなるかもしれないリスクを伴う手術のため、父親は、反対します。
「痛みだけとってあげてください」とだけ伝え、かたくなに手術を拒否します。
父親は、息子の才能を信じ、将来を考えて反対し続けるのです。
ですが、息子の響くんは、歌が嫌いになっていたのです。
いつも聞いているレコーダーには、一曲も入っていなかったのです。
ですが、白血病の再発をした友達のために、病棟の子どもたちと歌を歌います。
笑顔で歌っている息子を見て、父親は、彼にとって本当に大切なことを知ることになります。
そして、手術を受けることに。
そして、無事成功します。
響くんは、「また歌いたい。」と言い、父親と感動のハグをします。
子どもの味方
ここに至る中、主人公の新堂先生が、またもや大活躍します。
父親に心ない言葉を浴びせられても、決して響くんのことから目をそらしません。
自分の体裁、病院の体裁など気にしません。
ただただ、子どもの気持ちを最優先にするのです。
彼の気持ちを大切にする姿勢がすばらしいのです。
「彼こそ、子どもの味方だな」
そう思いました。
自分を問う
子どもと関わるうえで、
「その子の将来のために」
そんな気持ちを持たないことはありません。
その子が幸せになってくれることを心から願っています。
そのために、少しでも力になれる人的環境でありたい、と思っています。
ただ、もしかすると、その気持ちが「子どものため」という名の「自分のため」になっている可能性があるかもしれません。
保護者からの評価のため、自己満足のため、そんな「For Me」になっていないか、を問い続けることが大切だと気づかされました。
そのためにも、常に子どもの気持ちに耳を澄ますことが大切なのだと思うのです。
「For You」が、偽物の「For You」つまり「For Me」になっていないか。
子どもたちの味方でい続けるためにも、常に問い続けたいと思います。