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2018-04-19

ベビーシッターは、誰でもできる?

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

ベビーシッターは、資格が必要ありません。

ですので「誰でもできる?」

と聞かれたら、「YES」です。

ですが、あなたが子どもの親なら、この現状について、どう思われますか??

マンツーマンという落とし穴

ベビーシッターは、基本的には、1対1のマンツーマンで行います。

一人だけなので、楽そうに感じられることが多いです。

ですが、そうでもないんです。

頼る人がいない

保育園のように、周りに相談できる先輩先生などはいません。

例えば、7か月の子のシッティングに行ったら、大泣きされて泣き止まないとします。

こんなとき、子どもの発達段階を知らず、関わり方についての知識がなければ、どうでしょう?

子どもは落ち着かず泣き続けるしかないでしょう。

子どもも、シッターもお互いつらい状況です。

すべて自分で判断し、行動しなくてはいけない、ということは、実は大変なことなんです。

命を守る仕事

「子どもが寝ているときは、何をしているんですか?」

と保護者から聞かれることがあります。

「2歳までの子どもは、5~10分おきに呼吸チェックを行います。また、大きい子でも、呼吸がどうかなど観察してます」

とお答えすると驚かれます。

「え、そんなことしてるの?」

ご自宅ではされませんよね。

ですが、SIDSのリスクがあることを知っていますので、必ずチェックをします。

寝ている時間は、実はハイリスクなんです。

最低限、子どもの命を守るための知識は必要だと思います。

そして、責任感も大切でしょう。

資格より知識と経験

個人的には、マンツーマンでのシッティングにおいて、資格よりも知識と経験が重要だと考えています。

というのも以前、こんな話を聞いたからです。

あるマッチングサイトで保育士資格を持つシッターさんを依頼されたそうです。

来たら、ミルクを作ったこともなく、おむつも替えたことがことがない、ということが発覚!

抱っこの仕方も不自然で不安しか感じなかったそうです。

資格があれば、いいということもないようです。

私は、運転免許、ゴールドです。ですが、日頃運転しません。ペーパードライバーです。

こんな人が運転する車に無料であっても乗りたくないですよね。

それを同じことです。

まとめ

ベビーシッターになりたい!と思っている方は、誰でもなれる仕事だから簡単にできる!と思ってほしくないと思っています。

その安直な気持ちで犠牲になるのは子どもたちだからです。

だからといって、あきらめてほしくもありません。

本を読んで勉強したり、通信講座を受講したり、保育園などで働いてみたりするといいでしょう。

シッターをしている人から、いろいろ話を聞いて勉強するのもいいでしょう。

日々、学び続けようという意欲は、目指す方も、やっている人も決して忘れてはいけないと思います。

 

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