ベビーシッターは、誰でもできる?
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
ベビーシッターは、資格が必要ありません。
ですので「誰でもできる?」
と聞かれたら、「YES」です。
ですが、あなたが子どもの親なら、この現状について、どう思われますか??
マンツーマンという落とし穴
ベビーシッターは、基本的には、1対1のマンツーマンで行います。
一人だけなので、楽そうに感じられることが多いです。
ですが、そうでもないんです。
頼る人がいない
保育園のように、周りに相談できる先輩先生などはいません。
例えば、7か月の子のシッティングに行ったら、大泣きされて泣き止まないとします。
こんなとき、子どもの発達段階を知らず、関わり方についての知識がなければ、どうでしょう?
子どもは落ち着かず泣き続けるしかないでしょう。
子どもも、シッターもお互いつらい状況です。
すべて自分で判断し、行動しなくてはいけない、ということは、実は大変なことなんです。
命を守る仕事
「子どもが寝ているときは、何をしているんですか?」
と保護者から聞かれることがあります。
「2歳までの子どもは、5~10分おきに呼吸チェックを行います。また、大きい子でも、呼吸がどうかなど観察してます」
とお答えすると驚かれます。
「え、そんなことしてるの?」
ご自宅ではされませんよね。
ですが、SIDSのリスクがあることを知っていますので、必ずチェックをします。
寝ている時間は、実はハイリスクなんです。
最低限、子どもの命を守るための知識は必要だと思います。
そして、責任感も大切でしょう。
資格より知識と経験
個人的には、マンツーマンでのシッティングにおいて、資格よりも知識と経験が重要だと考えています。
というのも以前、こんな話を聞いたからです。
あるマッチングサイトで保育士資格を持つシッターさんを依頼されたそうです。
来たら、ミルクを作ったこともなく、おむつも替えたことがことがない、ということが発覚!
抱っこの仕方も不自然で不安しか感じなかったそうです。
資格があれば、いいということもないようです。
私は、運転免許、ゴールドです。ですが、日頃運転しません。ペーパードライバーです。
こんな人が運転する車に無料であっても乗りたくないですよね。
それを同じことです。
まとめ
ベビーシッターになりたい!と思っている方は、誰でもなれる仕事だから簡単にできる!と思ってほしくないと思っています。
その安直な気持ちで犠牲になるのは子どもたちだからです。
だからといって、あきらめてほしくもありません。
本を読んで勉強したり、通信講座を受講したり、保育園などで働いてみたりするといいでしょう。
シッターをしている人から、いろいろ話を聞いて勉強するのもいいでしょう。
日々、学び続けようという意欲は、目指す方も、やっている人も決して忘れてはいけないと思います。
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