子どもの水分補給に思うこと
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
毎日暑いですよね。
熱中症対策に、しっかり水分補給を心がけていらっしゃることと思います。
水分補給は、何派?
みなさんは、水分補給に何を飲まれていますか?
私は、
1位 水
2位 麦茶
3位 炭酸系ドリンク
です。
基本的には、スポーツ飲料は、飲みません。
(日中、ずっと屋外にいる場合は、いただきますが)
飲まないのは、糖分も入っているからです。
塩分足りなくない?と思われるかもしれませんが、
夏場は、お味噌汁をよく飲むようになるため、大丈夫なようです。
シッティング中の子どもの水分補給
シッティング中は、子どもが熱中症にならないように、とっても気を使います。
暑すぎるときは、外出を控えます。
また、水分もこまめに飲むように促しています。
何をあげるかというと、親御さんが用意してくださったものです。
これが、かなりのばらつきがあります。
基本、水!というお宅もあれば、
ジュースばかり、というお宅も。
いろいろ用意してくれるけど、スポーツドリンクばかり飲む子もいます。
イオン飲料、フレーバーウォーターも意外と多いです。
甘くて、飲みやすいんですよね。
恐ろしい真実!
水分補給に良いとされるイオン飲料やスポーツドリンクなどを多量に飲み続け、健康状態が悪化した乳幼児の報告が、昨年までの10年間で少なくとも24例、31年で33例あったことが日本小児科学会などの調査でわかった。栄養が偏ったためとみられる。こうした飲み物を継続して多量にとらないよう専門家は注意を呼びかけている。 (朝日新聞より)
問題となっているイオン飲料と呼ばれる飲み物のほとんどは、糖やミネラルを含むが、糖をエネルギーに変換するのに必要なビタミンB1が含まれない。ビタミンB1を含むミルクや離乳食などをとらずに多く飲み続けると、ビタミンB1欠乏症になる。頻度はまれだが、脳症や脚気(かっけ)になることがある。
同学会などでつくる日本小児医療保健協議会の栄養委員会(位田忍委員長)が昨年、全国約400の学会専門医研修施設に郵送で調査した。これらの飲料を多くとって健康状態が悪化したとみられる症例を尋ね、文献でも調べた。 (朝日新聞より)
33人中12人に知的障害や運動障害が残った。分析できたうち、飲んでいた期間は最短1カ月、最長は1年11カ月。約9割が1日1リットル以上飲み、大半は離乳食をほとんど食べないか少量しか食べていなかった。飲み始めた理由は「かぜなどの感染症にかかった」が最多。「子どもが好む」や「水分補給」「離乳食が進まない」と続いた。 (朝日新聞より)
障害が残った!?
これには、びっくりです。
子どもの体を作ってあげられるのは・・・
子どものときに食べるもの、飲むものって、体と心、頭を作る大切な栄養分ですよね。
それを選ぶのは、親。
だからこそ、気をつけてもらいたいな、と思います。
私が、日々子どもと接していて、ジュース、イオン飲料をかなり飲んでいる子で、
何か弊害が出ている子、というのはいません。
ですが、共通することがあります。
それは、肉質がぷにゅっとしていること。
食べ物以外の要素も大きいので、一概に言えませんが、不思議と共通していることなんです。
大人も子どもも
子どもだけでなく、大人も食生活は、大切ですよね。
何がよくて、何が悪いって、難しいですが、
生き生き過ごすために、大切にしたいものです。