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2020-05-21

プロフェッショナルと当事者

こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。

当事者であるかどうかで、判断されることが多いな~と感じることがあるので、今日は、それについて、書いてみます。

実は、保育、子育て支援関係の仕事をしていると、ママ、パパたちから、いろいろな言葉を頂戴します。

「子どももいないくせに」

私は、面と向かって言われたことがないのですが、10年ほど前、とある子育て支援関係者が多く参加するイベントで、近くの女性ふたりが、とある園の先生のことを話していました。

具体的な内容は全く覚えていないのですが、

「子どももいないくせに」というフレーズが、鮮明に脳裏に焼き付いたのです。

この頃、30代だったので、子どもがいない自分に対して、ネガティブに感じていたから、印象に残っているのかもしれません。

「子どももいないのに」

最近は、「子どももいないのに」と言われることがあります。

この言葉に続くのは、すごいですね。

が一番多いです。

いないのに、子どものことを理解していて、子どもとの接し方がすばらしい、という意味合いなのかな、と感じることがあります。

これに関しては、嬉しいと感じることの方が多かったんです。

ある種、ほめられている感じです。

根本的に一緒

しかし、「子どももいないくせに」「子どももいないのに」どちらも、同じ考え方がベースになっていると気づいちゃったんです。

どちらも、子どもがいるか、どうか、が基準で、人を判断しているわけですから。

これに関しては、精神科医の香山リカ先生の「ノンママという生き方」

香山先生も、「子どももいないくせに」と言われると書かれていました。

読んだとき、精神科医の先生でも!?とびっくりしたことを覚えています。

当事者であるかどうかが、プロフェッショナルであることを見ないフィルターになるのだろうか、疑問でしかたありません。

男性の場合

私の個人的な感覚では、子どもがいるかどうかについて、男性は、当事者であるかどうか、ほとんど判断基準にされることがないんだと感じています。

女性のヒエラルキー

「子どもを産んで一人前」

そんな言葉があるほど、女性は、子どもを産んでいるかどうか、これを判断基準にされる場面は多い気がします。

保育のお仕事をしていると、「子どもは絶対産んだ方がいいよ」なんて、アドバイスをくださる方も、たくさんいます。

確かに、出産、子育ては、仕事にとってもいいこともあると思います。

しかし、何事もメリットだけでなく、デメリットもあるわけです。

選ぶのは、自分。

結局、どちらでもいいわけです。

ただ、外から、いろいろな言葉をかけられたときの受け止め方次第なのでしょう。

外からの言葉に傷つく人も多いと思うからです。

私の場合

現在、43歳の私は、子どもがいません。

まだ、出産できるかもしれない年齢です。

微妙な年齢ですが、だんだん、子どものいない人生がはっきり見えてくるわけです。

そうなった今、子どもがいるかどうか、あまり気にならなくなりました。

しかし、以前は、気になって仕方がありませんでした。

何が一番の要因かというと、年齢だと思います。

次は、いないからこそ、できることを仕事にしているから、だと思います。

子どもがいないから、夜遅いシッターの仕事も受けられます。

急な延長も、受けられます。

まとめ

私自身、ベビーシッターのお仕事をしたり、子育て支援に関わると、まわりは、ママさんばかりです。

ですが、今は、まったく気後れすることは、なくなりました。

今は、いないからこそ、ママだから、とひとくくりにせず、個として、人と向き合えると感じています。

どんな立場、地位であろうと、一人の人間として関わる。

そして、常にプロであろうと努力し続けられています。

ぜひ、「子どももいないくせに」そう言われたことがある人は、その言葉に引っ掛からず、プロとして、い続けてくださいね。

 

 

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