【100人インタビュープロジェクトVol.8】シッターをうまく活用する2児のママ 西川理恵さん
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
100人インタビュープロジェクト 8人目は、
シッターをうまく活用する2児のママ
西川理恵さん
1歳半の女の子と3歳10か月の男の子の子育てをしながら、会社にお勤めされています。
理恵さんは、ベビーシッターをお仕事のときだけでなく、うまく子育てのサポートに活用されています。
また、学び続けるためにも、ベビーシッターを利用されている、というベビーシッター活用上級利用者さんだと思いました!
ベビーシッターを使ってみたい、と思いつつ、なかなか一歩出せない、という人にはもちろん、仕事以外で利用することに躊躇されている方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
ベビーシッターを初めて利用されたのは、いつですか
「セミナー受講の際に利用したのが最初です。
上の子が、3か月のときです。」
ご自身が学ぶためにベビーシッターを利用されるなんて、素晴らしいですね!
最初は、セミナー会場の隣のお部屋でシッターさんにみてもらっていたそうです。
これだと、移動時間も子どもと一緒にいられますし、何かあればすぐに子どものところへ行けますし、安心ですよね。
どうやって、ベビーシッターさんを探されましたか?
「セミナー会社から紹介されました。
先輩方も使っているベビーシッター会社さんです。」
信頼できるところから紹介されると、安心ですよね。
ベビーシッターを利用しながら、学び続ける先輩方が近くにいたのも、とてもいい環境だったのかもしれませんね。
その後は、どのような頻度で利用されていますか?
「セミナー受講の際は、毎月1回土日に利用していました。
息子が半年の時に、セミナー会場の近くに引っ越したので、自宅でみてもらうようになりました。
その後、下の子を出産後復職して、一人で保育園にお迎えいって、お風呂に入れて・・・と大変だったので、昨年(2018年)夏~12月末まで週1,2回夜にサポートしてもらいました。」
パパさんが、夏から冬にかけて忙しいお仕事だそうで、ほぼワンオペ育児だったとか。
ワンオペ、本当につらいですよね。
そんなとき、何とか乗り切ろう!ではなく、ベビーシッターの手を借りよう、と思われたところが、すごいです!!
お願いしているシッターさんは、ずっと同じ方ですか?
「最初3人くらいの方にお願いしていました。
ですが、上の子が特になついていた方に落ち着きました。
ただ、その方のお住まいが遠方だったので、育休中はお願いしていましたが、近くの人も探しました。」
やはり、遠い、というのは頻繁に頼んだり、夜間に頼んだり、というのは、気が引けてしまうんですね。
確かに、近い人の方が、気軽に頼めるというのはあると思います。
探されていたら、なんとパパさんのおつながりで、いい方に巡り合ったそうです。
パパさん、とても協力的なんですね!
「協力的です。
預けて妻の機嫌がよくなるなら、と言った感じでしょうか」
ママの機嫌がいいことを大切にしてくれるなんて、素敵なパートナーシップですね。
夫婦って、共にに生きていく大切なパートナー。
パートナーのことを考えることって、本当に大切だと思います。
ご両親は、ベビーシッターを利用することに、どんな反応でしたか?
「義理の両親は、シッターに預けてると聞いたら、みてあげるよ、という感じだったので、
ぜひ!とお願いしていました。
ただ、子どもが二人になると大変になったようで、シッターさんにお願いすることが多くなりました。
ですので、利用については、歓迎してくれています。」
子どもって、元気ですし、小さい頃は、気を付けなくてはならないことが多かったりして、大変なこともあるんですよね。
ばあば一人では、一日大変すぎるので、夕方の数時間を除いた日中は、シッターにお願いする、というご家庭からご依頼いただいたことがあります。
「実の両親は、好きなことばかりやって・・・と言っていましたが、今は、東京だとそういう人もいないと、やっていけないよね。と理解してくれています。」
ご実家が群馬だという理恵さん。
群馬では、預けることが一般的ではないそうです。
地域性は、大きく影響するかもしれませんね。
ただ、それを乗り越えて理解してくださるご両親も素晴らしいです!
ベビーシッターを利用するにあたり、罪悪感などを抱かれましたか?
「泣いたら、あーっと思います。
体調が悪いときに預けるとき、本当にこれでいいのかな・・・と思うこともあります。
ただ、2歳差の兄妹の子育てって、結構つらい・・・。
育児ノイローゼになってしまうよりは、いいかな。」
と理恵さん。
罪悪感を感じることはないそうです。
「ネットなどで「罪悪感を持たないで!」という文言ばかり見ると、持たなきゃいけないのかな~、と思ったことはあります。」
理恵さんのこの言葉で、私もハッとさせられました。
罪悪感を持つ方が多いというイメージを持っていたからです。
ですが、家族みんなの最善の選択、として選んでいるものに、罪悪感を感じるのは、少し悲しいですよね。
今後は、持つ人ばかりではなく、持たない人もいるんだというスタンスでいたいと思いました。
ベビーシッターを利用してよかったことは、何ですか?
「シッターさんは、プロだし、教わることが多い。
子どもも、教えてもらうことがありますし、子どもにとってもいい存在だと思います。」
確かに、第三者がいることでのメリットは、大きいんですよね。
それを体感してくださっているのは、とても嬉しいです。
そして、ここがベビーシッターをたくさんの方に利用してもらいたい!と思うポイントでもあります。
ベビーシッターを利用して、印象に残っているエピソードは、ありますか?
「上の子が、3歳児検診でひっかったんです。
3か月後のフォーロー検診で大丈夫だったんですが、落ち込んだ時期もありました。
そんなとき、いつも子どもを見てくれているシッターさんに大丈夫って、言われて安心しました。」
そういう時、本当に不安ですよね。
保育園の先生からは、安心するような言葉は言われなかったとのこと。
そんなとき、シッターさんがいて、救われたそうです。
やはり、シッターは、個々をじっくり見て、関わることができます。
関わる頻度にもよりますが、その子のことをよく知っているので、より適切なことをお伝えできるのかもしれませんね。
ファミサポさんも利用されたことはありますか?
「調べて申し込もうとしたんですが、手続きがめんどくさくて、結局申込はしませんでした。」
ちなみに、ファミサポさんのイメージを伺うと家事代行のイメージが強いそうです。
いろいろやってくれる、という感じかもしれませんね。
ベビーシッターを利用する立場として、今後どんなサポートがあればいいと思いますか?
「料金が安くなったらいいな、と思います。
ただ、シッターさんがもらう料金は、少なくなってほしくないです。
例えば、月に何時間までは、補助がある、などがあるといいな、と思います。」
シッターのことも考えてくれるなんて、本当にありがたいです。
そして、私も、シッター利用にも補助が出るといいな、と思います。
杉並区や世田谷区などのバウチャー券は、画期的です。
もっと、他の区にもどんどん広がるといいな、と思います。
「あと、シッター代を経費に経費にしてほしいです。」
パパさんが自営業ということで、経費にできると嬉しいそうです。
シッター代が経費にできないにも、いろいろ理由があるようですが、会社員は、福利厚生などでサポートしてもらえるのですから、自営業の人のことも配慮してくれるといいのにな、と思います。
今、子育てしている方に、ベビーシッターをオススメできますか?
「オススメしたいです!
特に頼める人がいない人は、心の支えにもあるので、おすすめです。」
「リフレッシュも重要だし、一人でやろうとすると限界があるから、万が一に備えて探しておくといいと思います。」
私も、どんどんベビーシッターを活用してもらいたいな、と思っています。
理恵さんがおっしゃるように、心の支えにもなるんですよね。
まとめ
理恵さんは、本当にうまくベビーシッターを利用されているな~と思いました。
そして、ママとしても、女性としても、一人の人間としても輝いていらっしゃるな、と感じました。
「子どもが小さいうちは、我慢するべき」
そんな昭和な発言に惑わされず、一人の人間としての幸せを考えていけるママが増えるといいな、と思います。
子どもは、大人の背中をよーく見ています。
輝いた背中だと、大人になることが楽しみになるでしょう。
ぜひ、身近な大人であるママ、パパには、輝いた背中でいてほしいなと思います。