子どもから学ぶ「いま、ここ」能力
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
1,2歳の子どもを見ていると、怒ってる、と思ったら、気分が変わって笑う、ということがよくあります。
切り替わると、過去のことは気にせず、とにかく「今」に生きているんですよね。
まさに、「いま、ここ」
真似したい「いま、ここ」
子どもたちを見ていて、その「いま、ここ」をまねしたい!と思うのです。
「いま、ここ」を言い換えると「今に集中する」ということ。
過去や未来のことを考えず、集中することで、没頭できたり、仕事はら生産性、パフォーマンスがあがります。
最近、流行っている「マインドフルネス」も、まさに「いま、ここ」を大切にする方法ですよね。
呼吸、食事なら噛んでいることに集中する。
まさに、今やっていることに集中するのです。
いつから、「いま、ここ」ができなくなるのか?
子どもはできているのに、大人は意識して心がけないとできない。
いったい、なぜなのでしょうか?
私の推測では、昨日、今日、明日などの時間についての概念が形成されるころから徐々に難しくなるのではないかと思っています。
子どもの保育を行ううえで、行動に見通しを立てられるようにすることは、大切なポイントの一つです。
例えば、「10時になったら、公園にお散歩に行くよ」など
数字、時計に興味を持ち始めたころから、このような声かけをします。
子どもの発達と保育のポイントがわかりやすくまとまっている「発達がわかれば保育ができる!」という本には、おおむね4歳ごろからのポイントとして書かれていました。
ちなみに、昨日、今日、明日の性格な区別ができるようになるのは、おおむね5.6歳とも書かれていました。
能力にも、一長一短がある
時間の概念ができることで、日常生活をスムーズに送れるようになります。
集団生活をするうえでも大切な概念です。
そして、経験を積んでいくと、さまざまなデータとして蓄積されます。
それをもとに、今や未来のことを判断するようになります。
危険を回避するためにも、必要なことです。
ですが、それにしばられ、囚われ始めるのはもったいないですよね。
たまには、子どもを見習ってみよう
大人は、子どものことを見習って、日常生活で「いま、ここ」を意識してみると、違った世界が広がりそうですよね。