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2017-06-08

兄弟平等にするために、できることは?【動画あり】

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

数年前から、子育てセミナーの講師をさせていただいております。

そのセミナー参加者の方からいただいた質問です。

3人兄弟の方だったのですが、寝るとき、いつもママの隣を取り合うそうです。

3人だと、ママの隣になれない子が出てしまうのです。

これが、毎日になると、ママも大変です。

子どもたちも辛いですよね。

兄弟は、ライバル

一番上の子にとっては、ずっと自分だけを見ていてくれたママが

弟が生まれたときから、その子のことばかり見ている気がして。

赤ちゃんがえりをする、という話しはよく聞かれると思います。

「赤ちゃんがえり」は、自分だけを見て!と願う行動なんですよね。

ある程度大きくなったら、

「ぼくと弟、どっちが好き?」

なんて聞いてきたりします。

まさに、兄弟は、ママの愛をめぐるライバルなのです。

平等に扱うことって、できるの?

「平等」をどう捉えるかにもよりますが。

年齢も違い、出来ることも性格も異なる兄弟をまったく同じように扱うことなんて、難しいですよね。

ケンカしないために、おやつをまったく同じものにする、ということはできるかもしれません。

でも、それがせいぜいではないでしょうか。

また、まったく同じ対応をすることが本当に、子どもたちのためになるのか、それも疑問なところです。

自分だけを見てくれる時間

子どもは、小学生になっても、自分のことだけを見ていてほしいものです。

この願いを叶えるためには、一人一人に向き合う時間を作ってみるといいといいでしょう。

今週の土曜日は、パパに弟くんを預けて、お兄ちゃんとママと二人だけでお出かけするのです。

その間は、お兄ちゃんだけを見て、楽しい時間を過ごすのです。

これで、お兄ちゃんの愛情タンクが、満たされるのです。

自然と、弟くんにも優しくする気持ちを持てるようになるでしょう。

ただ、満タンになった愛情タンクは、少しずつ減っていきます。

ですので、定期的に、個々に向き合う時間を作ってみましょう。

兄弟は、宝

兄弟がいる方は、大人になって、いてよかったな~と思うことがあるでしょう。

私も妹がいますが、本当にいてよかった、と思います。

もちろん、子どもの頃は、よくケンカをしていました。

ベビーシッターをしていて、兄弟一緒にシッティングすることがあります。

ケンカしながらも、たくましく遊んでいます。

ある程度大きくなってくると、一緒に楽しくするために、どうしたらいいかを考えるようになっているのです。

思いやることもできるし、相談をしながらお互いがいいようなルールを作ることもできます。

子どもは、子ども同士で育つところが、大きいですよね。

毎日一緒にいる兄弟は、素敵な存在、宝です!!

兄弟げんかがなくなることはないかもしれません。

けんかしながら、いろいろなことを学んでいるのです。

しかし、子どもたちが、お互いを大切にし合える関係を作れるよう、

ぜひ、それぞれの愛情タンクを満たしてあげること、やってみてくださいね。

 

 

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