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2017-05-16

発達って、何? 私の発達の捉え方

私が、ベビーシッターをしていて一番嬉しいことは、

子どもの発達を見られることです。

発達が顕著な0~3歳さんと関わると、人の発達って、すごい!と思います。

発達って、何?

「発達」と聞くと、できないことが、できるようになる、能力がのびる、など

プラスに変化していくことのイメージですよね。

ですが、最近の発達心理学では、大人になり、衰えていく変化も「発達」ととらえる

「生涯発達」という考え方になっています。

できていたことができなくなる、これも発達ということです。

発達は、個人差がある

発達の目安を表すものは、いろいろありますよね。

一喜一憂される方も、多いと思います。

「3歳でと、こんなもんですかね?」

などと聞かれることも多いです。

人並みに育っているのか、不安になるのでしょうね。

私が子どもたちをみるポイント

3歳だからオムツがとれていないといけない

こんな風に、何歳だから、これができるべき

とはみていません。

どちらかというと、その子自身の発達の段階に注目しています。

要するに、人とは比べず、過去のその子と今のその子を比べているのです。

その子の様々な能力を比べるのです。

言葉をしゃべることは得意だけど、絵を描くことが苦手な子もいます。

かけっこは得意だけど、はさみをうまく使えない不器用な子もいます。

すべての能力が同じスピードで発達するわけではないので、

アンバランスは、必ずといっていいほどあります。

これは、その子の興味、環境などにも左右されると思います。

例えば、たくさん話しかけたり、ジェスチャーでコミュニケーションをしたりすると

おしゃべりが早いと言われるようなことです。

アンバランスな部分には、ちょっとした働きかけを

私は、子どもの発達段階と発達過程を見るのがとっても好きです。

はさみを使えるようになるのも、いろいろな発達が積み重なってできるようになるのです。

他の能力より遅れているかも?と思う点があったら、どうしたらいいでしょうか?

まず、興味を持ってもらうことです。

やりたい!と思って、繰り返しやってみるようになったら、上達します。

では、やりたい!と思うためには、何が必要でしょうか?

できたら、かっこいいな~。

こういう憧れです。

何事も、憧れがあって、やってみるのです。

大人だって、そうですよね。

「字の練習をしなさい」と言われるより、「綺麗な字をかけるようになりたい」と思って

練習するほうが上手になりますよね。

まさに、こういうことです。

興味のあることを広げて

そのため、一番はじめにすることは、今、興味のあることを知ることです。

興味ゼロから憧れを持ってもらうことは、難しいです。

頑張っても、持ってもらえないこともあります。

そこで、今興味を持っていることをきっかけに広げていくのです。

これ、難しいのですが、ピタっとはまってうまくいったとき、

かなり嬉しいです。

私も、失敗も多々ありながら、うまくいった事例もいろいろあります。

また、おいおいご紹介していきますね。

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