くすのき しげのりさんのファンになった理由
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
好きな絵本作家さんは、何人かいるのですが、先日、くすのき しげのりさんの大ファンになりました。
きっかけは、2019年5月3日の上野の森 親子ブックフェスタで行われた講演会です。
「一人ひとりが、みんなたいせつ ~作品に託す願い~」
くすのきさんがどんな人で、どんな想いで作品を作られてきたのかが、とっても伝わってきました。
ちゃっかり、サインもいただきました♪
くすのきさんの絵本の魅力
①絵本の人物がつながっている
なんと、この絵本に出てくる子が大きくなって、先生になって、この本に出てくる、というようなつあながりがあるんです!
なんとも、素敵ですよね。
絵本の中に、もう一つの世界がある感じです。
②素敵な大人が描かれている
子どもの声に耳を向け、そっと言葉をかける、そんな素敵な大人が描かれているんです。
子どもと関わる仕事をしている者として、そこに感動してしますのです!!
③幅広い年齢が共感できる
絵本というと、小さい子がメインのイメージですが、小学生が主人公の絵本もたくさん描かれています。
小学生の子にも、すっと入ってくる絵本がいっぱいです。
また、絵もなく、大人の心に響く本も書かれています。
イベントの際、くすのきさんが朗読してくださったのですが、心にしみわたる感じがした作品です。
私が好きなくすのきさんの絵本BEST3
①「おこだでませんように」
いつも、怒られてばっかりの主人公が、七夕の短冊に書いた願いが「おこだでませんように」
ちょっぴり切なくなるんですが、それを見た先生が、その子にごめんね、と言い、その子のお母さんにも電話をして伝えてくれていたんです。
その先生の素敵な行動にも感動するお話です。
②「ぼくは なきました」
学校の授業で、自分のいいところを発表することになった主人公。
友達のいいところは、いっぱい見つけられるのに、自分のいいところを一つも見つけられず、落ち込んでしまいます。
そんなとき、先生にそっと「友達のいいところをたくさん見つけられるのは、いいところ」と紙に書いて渡されます。
認めてもらえたとき、ちょっぴり涙が出た主人公。
誰かに認めてもらえることって、本当にうれしいんですよね。
実は、文章で、友達のいいところが書かれていますが、絵では、その子の苦手なところも表現されているところが、奥深いんです。
そして、悪いところではなく、いいところを見つけられる主人公が引き立っているんですよね。
③「ええたま いっちょう!」
誰も落とし物だと思わないような泥だらけのボールを交番に届ける主人公。
その交番のおまわりさんとのやりとりで、肯定され、明るい気持ちになっていきます。
なにげない会話なんですが、子どもの心をじわっと温めていく感じがなんとも、素敵です。
くすのきさんの素敵なメッセージ
「今日一日を大切に生きる」
それが、今から一人でできる社会貢献とおっしゃっています。
とても素敵なメッセージですよね。
私自身、今、を大切に生きたいと思っています。
でも、実は、先のことを思い煩ったり、過去を後悔したり。
また、自分自身をないがしろにしたり、後回しにしたりすることもあります。
でも、大切に生きる姿を見た人が、自分も大切にしよう、と思ってもらえると嬉しいな、と思います。
ベビーシッターは、子どもに、保護者に見られている仕事です。
生き様が、大きな影響を及ぼすこともあると思うのです。
保育のスキルだけでなく、常に人として、磨き続けたいと思います!!