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2019-06-17

10歳の不登校児 ゆたぼんくんに対する賛否両論について、思うこと 

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

2019年5月に、テレビで、ゆたぼんくんのことを初めて知りました。

その時は、とっても衝撃的すぎて、何も言えない・・・って感じでした。

ですが、いろいろな人と話したり、ネットで賛否両論の記事をみるうちに、とっても深いことに気が付きました。

ゆたぼんくんって?

キッズYouTuber「少年革命家ゆたぼん」

沖縄に住んでいて、「死ぬくらいなら学校に行かなくていい」と言い続けている10歳の少年です。

彼の行動を否定する人も、肯定する人も、いろいろいます。

個人的には、なぜ否定するのか?肯定するのか?そこに興味がわきました。

肯定派の方

有名人の中にも、肯定している人がたくさんいます。

茂木健一郎さん

「学校に行かなくても、学ぶことは無限にできる。社会性も、学校で身につく社会性がすべてじゃない」「応援します」 (Twitterより)

 

 「どのような学びをされるのか、ご自身の選択もあるだろうし、保護者の方の支援もあるだろう。今後、また学校に行きたいと思うかもしれないし、いろいろ模索しているのだと思う。そのような試み、取り組みのすべてを、ぼくは応援したいと思う」 (ブログより)

 

堀江貴文さん

ホリエモンチャンネルで、発言を拝見したのですが、ゆたぼんに対して、というより、義務教育についての発言だと捉えることもできる内容でした。

私の言葉でまとめると、

勉強は、どこでもできるし、集団生活をすることが大切、とか言うけど、集団生活できなくたって、今、ネットで稼ぐことだってできるし、生きていけるよ。

って感じです。

確かに!納得してしまいました。

なぜ、否定するのか?

そもそも、否定する、非難するのも、愛ある行動なんですよね。

なければ、興味を持たないわけです。

そう思うと、ゆたぼんくんは、愛されているわけです。

いろいろな否定的意見を見ていて、大きくわけて2つに分かれれると思いました。

心配系否定

●大人にいいように利用されていないか?

ゆたぼんの言葉は、作られて、何度も練習したようだ、と言う人もいました。

父親と一緒にラジオのパーソナリティーをしていたり、父親の作詞、作曲の歌を歌っていたり、どうも父親のコントロール感を感じる人もいるようです。

●将来、大丈夫なのか?

こう感じている人は、自分が今まで生きてきたうえで、学校に行くことは、今の人生に有効である、と感じているのではないか、と思うのです。

私も、その一人です。

小学生のとき、学校に行くことに何の疑問も持ちませんでした。

中学、高校は、母のすすめで、私立の中高一貫校へ。

大学に進学しなくてもよかったのですが、親の「大学だけは出てほしい」そんな想いに応えるように、進学しました。

ですが、結果、今の人生を支えている基盤となっています。

大学は、本当に行っていてよかった、と思っています。

その基盤があるから、何かやりたいな、と思ったときのハードルが下がるわけです。

これは、かなりありがたいこと。

ですので、もし、大切な姪っ子、シッター先の子が、ゆたぼんくんと同じ行動をしたら、100%肯定できる自信はないです。

ですが、「学校に行きたくない」と言ったら、じっくり話をしていきたいと思っています。

正論系否定

●法的にみて・・・

ユーチューバー弁護士の藤吉修崇さんは、自身のYouTube動画で、憲法や学校教育法16条「保護者は子に9年の普通教育を受けさせる義務を負う」ことなどを説明し、「親として法律に違反している」と述べた上で、過去の逮捕例なども挙げて「ゆたぼんの親も逮捕される可能性がある」「弁護士として危機感を覚える」と話しました。  (こちらより抜粋)

●一種の虐待!?

親のロボットになってる!という人がいました。

子どもの権利条約の視点で見ても、不適切な関わりと捉えられる可能性はあります。

ここでのポイントは、4年生 10歳という年齢で、どこまで正しい判断ができるのか、ということですよね。

ある程度のことは、考え、判断できると思います。

ただ、10年という人生では、情報は少ないわけですよね。

一概には言えませんが、その可能性が高いわけです。

そうすると、子どもを守るためにも、適切な判断に導いてあげる必要があるわけです。

とはいえ、とても難しい問題です。

個人的には、学校に行って、よかったと思う大人、よくなったと思う大人、行かなくて、よかったと思う大人、行けばよかったと思う大人の話を聞いて、自分で決められる環境があるといいな、と思うのです。

何事も、メリット、デメリットがあるわけです。

それを知ったうえで、判断することって、大事ではないでしょうか?

同級生の主張

いろいろユーチューブを見ていると、同じ10歳の子が、ゆたぼんくんに伝えている動画がありました。

これが、とっても興味深かったです。

子どもらしいところもありますが、真剣に将来を考えていることもわかります。

子どもたち、それぞれ、いろいろな考え方を持っています。

直接、話をしてみると、どんな会話になるのか、興味が湧きました~

対談とかしてほしいです。

まとめ

人は、今までの経験で、将来のことを考えるものです。

成功体験、トラウマなどにとらわれています。

時に、自分を助けてくれることでもありますが、時に、足かせになることもあります。

つまり、ケースバイケースなのです。

ただ、私が思っているのは、足かせになっているのなら、それは捨てた方がいいということです。

私自身、足かせになる、というよりも、やりたいことをやる!という無鉄砲なタイプなので、毎日、楽しいと感じています。

やりたいことをできる人生は、楽しいです。

自分らしく輝いている人生になります。

また、正しい、間違えているの2択で物事を考えることも、生きづらくしているのです。

時代、文化などによって、変化するものですよね。

どの立場から考えるかによっても異なるものです。

そして、世の中には、白、黒と分けられないものだらけです。

グレーの濃淡も楽しめると、人生もっと楽になるでしょう。

 

どんなに慎重にやったって、無難な道に進んだって、失敗することもあります。

苦しい、ツラい体験をすることもあります。

だったら、やりたいことやっている方がいいと思いませんか?

私は、ゆたぼんくんへの反応は、自分に、自分らしく生きることにOKを出せているかのバロメーターでもあるのではないか、と思っています。

みなさんは、どうでしょう?

ちょっと切り口を変えて、見つめてみると面白いですね。

 

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