親同伴の慣らし保育
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
秋から、新しく保育園入園の方もいらっしゃるかもしれませんね。
入園してからまずするのが、慣らし保育です。
子ども視点だと慣れ保育。
これって、親と離れて保育園での生活に慣れるために行うものです。
ということは、親と離れて行うもの、と思っていました。
親も一緒に慣らし保育をしたい要望
ですが、ある保育園で保護者から、
親も一緒に慣らし保育にしたい、という要望があった、と聞きました。
その方は、子どもがどんな保育をされるのかも気になるし、心配だから、という理由だったそうです。
そして、慣らし保育には、ビデオカメラ持参で来たいとのこと。
この要望を受けた先生は、他の子にも影響が出ることを懸念されていました。
そもそも、信頼されていないことが悲しかったそうです。
実際に親同伴慣らし保育が存在していた!
先日お会いした大規模保育園にお勤めの先生に聞いた話です。
「うちの園では、親同伴の慣らし保育やってますよ。」
ええっ!?
かなり驚きました!
よく聞くと、親御さんからの要望や、その子の慣れ具合に合わせて行っているそうです。
ですが、確かに親同伴の慣らし保育があることで、子どもたちの慣れも、早くなりそうですよね。
保育園の慣らし保育は、親子分離が前提、というのは、完全な思い込みでした。
ベビーシッターの慣らし保育
そもそも、スポットで短時間利用されることが多いベビーシッターに、慣らし保育、という概念は、あまり主流ではないです。
ですが、冷静に考えてみると、私も親同伴の慣らし保育的なことをやっていました。
これは、親御さんのご要望に合わせて行っています。
私からも、1時間ほど一緒に過ごし、その後1時間ほど離れて過ごしてみますか?と提案しています。
実は、シッターと親とが仲良くしている光景を見ると、子どもがシッターさんに安心感を抱きやすい、ということがあるからです。
保護者の気持ちに寄り添う
この慣らし保育についても、保護者の気持ちに寄り添うことの大切さを教えてくれたように思います。
慣らし保育の時期、子どもたちの気持ちに寄り添うことは、当然です。
それに加えて、保育園など第三者にわが子を預けることが不安な保護者の気持ちにも、寄り添うことが大切なのでしょう。
そのためにも、今までのやり方は、こうだから、という既成概念をとっぱらい、その都度考えていく必要があるな~と改めて考えさせられました。