~自分ごとにする~「みんなの学校」映画から学んだこと
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
先日、映画「みんなの学校」を観てきました!
ずっと観たかった映画のひとつでもあったのですが、本当に素敵な映画すぎて、終始ウルウルしっぱなしでした。
そして、映画にも出演されている木村校長との懇親会にも参加してきました!
嬉しすぎて、ツーショットを撮っていただきました!!
映画のすばらしさ
この映画、本当に素晴らしいんですが、何がすばらしいかと言いますと・・・
たくさんあるのですが、ひとつめは、
みんなが自分で作る小学校(居場所)
というところなんです。
「小学校って、誰のものですか?」
懇親会のときに木村先生がおっしゃった問いです。
答えは、
地域の人、社会のもの
そこに通う児童だけでなく、その保護者も、地域の人たちも、みんなが作り上げていくものなのです。
子どもたちも、誰かがしてくれるのを待つのではなく、自分で居心地のいい場所に作り上げていくのです。
そして、その中心に子どもたちがいて、周りの大人がみんなで作っていくのです。
心の垣根がない!
大人は、保護者も地域の人も、すべて、子どもたちのサポーター。
ですので、保護者は、「わが子」というくくりを捨てるのです。
そうすることで、わが子も、他の子どもも同じように大切にする気持ちになるのだとか。
ですので、モンスターペアレント と呼ばれる人は、一人もいなかったそうです。
先生も、「クラス」という概念を捨て、みんなで全校児童をサポートする体制を取られているのだそうです。
サポートが必要な子どもに、最適な人がサポートをできるように、先生全員で、全校児童の状況を共有しているのです。
これは、先生にとっても、自分で抱え込むことがなくなり、協力し合えるという心強さが生まれます。
困ったら、助け合える、ということでもあるのです。
それがわかるエピソードを教えてくださいました。
「あなたの子どもは何人ですか?」
と大空小学校の先生に聞いたら、全校生徒の人数を答えるそうです。
多くの先生がクラスの人数を答えるという現状のなか、これは大空小学校の特徴でもあるでしょう。
一方、登校中の見守りをする地域の人は、自発的にボランティアとして活動しているのだそう。
映画の中でも、たくさんの地域の人が登場します。
みなさん、自発的にボランティアをしているそうです。
木村先生の言葉を借りると、
ボランティアとは、できるときに、できる人が無理なく、楽しくやるもの。
WIN-WINの精神です!
確かに、義務になると人は楽しくなく、不平不満が出てきますよね。
まとめ
まとめると、キーワードは、
「自分ごと」
それがわかるのが、大空小学校の唯一のルール
「自分がされて嫌なことを人にしない、言わない」
よく、人がされて嫌なことはしない
と言われますが、「自分がされて」となっているのです。
人がどう、ではなく、ここでも自分がどうか、ということなんです。
人の感じ方は、違うかもしれませんが、自分の感じ方を軸にすることで、自分も人も大切にすることができるのでしょう。
すばらしい映画だったので、書ききれないことがあるので、後半部分は、次回へ。
次回のテーマは、先生の役割です。