子どもに伝えたい NOのはなし
こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。
先日のNHK「あさイチ」の性教育特集で、SHELLYさんが子育てで大事にしている考え方を紹介されました。
それが、とても反響が大きかったんです!
私も、激しく同意!したので、改めてまとめてみました。
「一度の“やめて”でやめて」
「ここの教育は私もすごい大事にしていて、やめては絶対に2回言わせないっていうのを言っています。やめてって一回言われたらやめるんだよって子どもにも教えていますし、娘たちにはあなたのNOには力があるんだよっていうことを教えるため」
「例えば大人がくすぐったりするじゃないですか。こしょこしょってしてやめてって言われたら、絶対やめています。やめてって言っても大人はやめてくれないんだって思ったら、自分のNOには力がないと思わせてしまう」
「やめて」という言葉で、やめてくれたことがあるか、やめてもらえなかったのか、
その体験の違いで、「やめて」「NO」をどう捉えるかって、変わりますよね。
私自身、ベビーシッターをしているとき、この「やめて」「やだ」という言葉には、敏感だと思います。
やっぱり、子どもの気持ちを大切にしたいから。
でも、その行為が及ぼす影響については、改めてハッとさせられました。
「嫌よ嫌よも好きのうち」
なんだか、違和感があるこのフレーズ。
昭和生まれの私にとっては意外と身近な言葉。
に女性が男性に誘いを掛けられた際などに、口先では嫌がっていても実は好意が無いわけではないと解釈する語。
最近では、あまり聞かない言葉かもしれません。
ですが、こう思っている男性が、今もいるんですね。
ググってみたら、男性向けの恋愛指南の記事に書かれているものを見つけました。
そこでは、「イヤ」と言われたときの対応で、
もしかすると、そんなに嫌じゃない?と思っても、「本当にイヤ?」と聞くといい、と書かれていました。
また、本気で「イヤ」と言われたら、伝えてくれたことに感謝をし、はっきりと言葉にしてくれるほうが信頼関係を作りやすいというポジティブな流れに持っていきましょう、と書かれていました。
こういう記事は、女性としてもありがたいですよね。
受け止める力
このことから、「やめて」「イヤ」を受け止めてもらえる経験も必要だし、「やめて」「イヤ」と言われたとき、受け止められる力を身に着けることも大事だと思ったんです。
というのも、「やめて」「イヤ」って、自分を否定されている、と感じる人、多い気がするんです。
伝え方の問題もあるかもしれませんが。
ですので、子どもの頃から、「イヤ」の伝え方、受け止め方も訓練できるといいなーと思うのです。
まとめ
ベビーシッターをしているなかで、私ができることは、5つあるな、と思いました。
1.「やめて」「イヤ」と言って、すぐやめる
2.保護者に1を伝える
3.子どもが、「やめて」と言って、相手を怒らせてしまった体験を教えてくれたら、「やめて」と言えてすばらしい!と伝え、相手が怒らない伝え方を一緒に考える
4.「やめて」と言われて悲しい気持ちの子どもがいたら、どうして、そう感じたのか、そして、相手の真意を一緒に考える
5.「やめて」と言っても、やめてくれない人もいることを伝える
個人的には、5もあるわけで、そういうことがあったら、相談してね、と伝えたい。
きっと、相談できる人がいるだけで、救われると思うから。
子どもとの関わり方って、本当に奥深いものですよね。
見直すいいきっかけになりました♪