共同親権制になると、何がいいの?
こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。
先日、共同親権についての記事を書きました。
そこでは、共同親権になると、子どもを虐待から守ることができるのではないか、と記しました。
それ以外にも、いいことがあるんですよね。
今日は、それをまとめてみたいと思います。
共同親権制をしている国の状況からみるいいこと
それぞれ、細かいルールは、異なるそうですが、以下のようないいことがあるようです。
◎夫婦であることと親子であることを切り離すことができる
←子どもにとっては、両親が離婚しても、両方親であることにかわりはないですものね。
子どもにとって、どちらの親も肯定できる、ということはとても大切だと思います。
◎婚外子でも認知による父子関係があれば共同親権になることがある
◎非婚差別がない
◎婚外子でも子どもは平等
←この3つも、とっても大切ですよね。
フランスは、これにより、出生率が上がったんです。
◎共同養育は親の責任(子どもの権利条約に明記)を遵守することができる
子どもの権利条約には、以下のようにかかれています。
第18条
- 締約国は、児童の養育及び発達について父母が共同の責任を有するという原則についての認識を確保するために最善の努力を払う。父母又は場合により法定保護者は、児童の養育及び発達についての第一義的な責任を有する。児童の最善の利益は、これらの者の基本的な関心事項となるものとする。
◎親教育ができる
←そもそも、父母一緒に養育する責任があるんです。
「ワンオペ育児」という言葉は、この責任を果たせていないってことなんですよね。
共同親権という概念を知ることで、父母で協力して養育することが当たり前になるかもしれません。
共同養育
日本でも、離婚後も、父母で一緒に子育てをしている人たちもいます。
それを「共同養育」と呼ぶそうです。
ですが、これはなかなか難しいそうなんですよね。
だって、相手を嫌いになって、憎んで離婚をすることが多いんですよね。
顔も見たくない!そんな状況で、ここに至るって、本当にすごいことだと思います。
共同養育では、守れないものがある
共同養育していれば、単独親権制の日本でも、不都合ないのでは?と思ったんです。
ですが、ステップファミリーになったときに落とし穴があるそうです。
単独親権制では、再婚するために、もとパートナーの承認は不要です。
しかし、共同親権制では、承認が必要となるそうです。
つまり、子どもにとっての環境がどうなのかを一緒に考えられるんです。
また、仮に、新しい親が子供に暴力をふるうようになった場合、すぐに、こどもをもう一方の親権者に任せることができます。
単独親権制の日本では、親権をもう一方に移す手続きが必要になるそうです。
ゆあちゃん事件につながってきますね。
まとめ
子どもにとってスラム街より危険な場所がある
それは、ママとその彼氏のいるところ
これは、アメリカでの親教育で使われる言葉だそうです。
かなり、衝撃・・・
そして、深い。
子どもの最善を追求するべく、ベビーシッターとしては、共同親権制になってほしい!と強く思うようになりました。