ベビーシッターと難病
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
今朝のニュースで、インフルエンザ流行注意報が出されてたと報道されていました。
都内では、インフルエンザ定点医療機関からの第52週(12月24日から12月30日まで)の患者報告数が「流行注意報基準」【注1】を超え、インフルエンザの流行が広がっています。
今後、大きな流行へと拡大する可能性があるため、インフルエンザの予防、拡大防止のために、より一層注意を払っていただくことが重要です。【注1】流行注意報基準:感染症発生動向調査による定点報告において、10人/定点(週)を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合としています。
(東京都HPより抜粋)
ベビーシッターは、マンツーマンというお仕事柄、代わりがいません。
そのため、健康管理は、かなり気を使っています。
また、小さい子どもたちは、体調が変化しやすく、子どもたちの健康管理も配慮を行っています。
そういうこともあり、一時的に体調を崩すなどの風邪、感染症などの病気については、とても身近です。
ですが、慢性的な病気については、うといものです。
消化管アレルギー
この病気、ご存知ですか?
先日、この病気の疑いがある、という0歳の子どもを持つママさんに出会いました。
お恥ずかしながら、この病気を知らなかったため、早速、ググッてみたところ
「難病指定」されているということなんです!!
新生児-乳児食物蛋白誘発胃腸炎とは
新生児期、乳児期に、ミルク、母乳をはじめとする原因となる食物をとりはじめてから、何度も吐く、血便が出る、体重が増えなくなる、下痢が長くつづくなどの症状が出る病気です。以前はほとんど知られていなかった病気なのですが、西暦2000年前後から急に増えてきました。診断がむつかしいので、なかなか原因がこの病気だと分からないことも多いのが現状です。
医学会で正式につけられた病名は、“新生児-乳児消化管アレルギー”と言いますが、よく見られる食物アレルギーとの混同を防ぐために、厚生労働省難治性疾患克服事業においては、“新生児-乳児食物蛋白誘発胃腸炎”と呼ぶことにしています。
(難病情報センターより抜粋)
消化管アレルギーは、1990年代の終わりころから、急増している食物アレルギーの1つです。年齢としては生まれたばかりの新生児期・乳児期での発症が多いですが、その他の年齢層でもみられます。原因となる食物(粉ミルクなど)を摂取してから、しばらくして(短くて1-2時間後、長いと数日後)嘔吐や血便、ひどい下痢などが起こります。他の症状がみられず体重が増えないだけの場合もあります。
通常のアレルギー検査(血液検査や皮膚プリック検査)では診断できないことが多いため、診断が難しいです。さらに、炎症性消化管疾患である好酸球性胃腸炎も小児から成人にかけて患者数が増えています。当センターではこれまでの診療経験を活かして、院内の他の診療科や全国の専門施設とともに新たな診断・治療法の開発に中心的な役割を担っています。
(国立成育医療研究センターより抜粋)
「難病」って、身近ではないため、お預かりすることになると、かなりドキドキするな、と思ったのです。
医療者ではないベビーシッターが安易にお預かりしていいものなのか、そんな疑問も湧いてきました。
医療的なケアが必要な子どものお宅で、マンツーマンで保育を行う「居宅訪問型保育事業」(認可事業)があります。
この場合、たんの吸引など医療的なケアが日常的に必要です。
ですが、難病や慢性疾患のお子さんは、日常的には、医療的ケアが不要だけれども、緊急事態が起こりやすくなる、というケースもあるわけです。
こういうお子様をお預かりするとき、どうするのがいいのでしょうか?
保育施設であれば、看護師が常駐していれば安心です。
ですが、ベビーシッターは、一人です。
判断を一人でしなければならない、つまりベビーシッターの責任が重くなるのです。
会社に登録していれば、会社がサポートしてくれるかもしれません。
もし、フリーランスで活動していたらどうでしょうか?
そこで、ベビーシッターを考える会で
「病児保育とリスクマネジメント」をテーマにした勉強会を行うことにしました。
ちなみに、私がファシリテーターを務めさせていただきます。
勉強会のご案内
★日時:2019年2月18日(月) 10:00〜11:30
(受付開始 9:50〜)
★場所:東京ウィメンズプラザ 第2会議室A
★参加費:会員1000円・会員外2000円
(※会員登録につきましてはお手数ですがコメント欄の【重要】を必ずご一読ください)
★申込み方法:参加ボタンを押し、フォームに入力お願いします
★当日のタイムテーブル
(9:50 受付開始)
『病児保育とリスクマネジメント』
前半 子どもの病気(風邪、一般的な感染症)に対してのリスクマネジメントについて
後半 慢性的な病気や難病に対しての対応方法、リスクマネジメントについて
・質疑応答
・記念撮影 (FB・ブログなど顔出しNGの方は、当日その旨お伝えください)
(11:30終了予定)
会終了後、自由参加でランチにも行きますよ。お時間許す方は、こちらも是非ご一緒しましょう。
みなさまのご参加お待ちしております♪