ベビーシッター視点で考える養護―生命の保持
こんにちは。
親子のハッピーライフを応援するベビーシッター研究家の参納(さんのう)です。
先日、養護について書きました。
今回は、ベビーシッターを長年経験してきた観点から、ベビーシッターにおいての養護 生命の保持について考えてみました。
①快適に生活できるようにする
子どもの健康観察は、とても大切です。
ベビーシッターの場合は、基本的にマンツーマンで保育を行います。
よく観察して、小さな変化にも気づきやすいでしょう。
ただ、毎日保育をしているわけではないので、子どもの平常の健康状態、発達については、その都度、保護者から教えてもらう必要があります。
引継ぎの短い時間で、質問する力も必要になるでしょう。
また、異常に気付いた場合、どう対応するか、連絡先などを把握し、すぐに連絡がとれるように準備をしておく必要があるでしょう。
何かあったときは、パニックになるものです。
連絡先などは、携帯に入れておくだけではなく、紙で持っておくことをオススメします。
②健康で安全に過ごせるようにする
保育園だと、37.5℃以上になったら、お預かりできない、などルールがあります。
しかし、ベビーシッターの場合は、所属する会社によって、ルールが異なります。また、フリーランスの方は、自分でルールを作る必要があります。
病児は、お預かりできない、となっていても、子どもの体調は急変することがあります。
そのときは、適切な対応が求められます。
ですので、病児を預かる、預からないにかかわらず、病気の知識をしっかりと持つことが必要です。
また、保育園には嘱託医がありますが、ベビーシッターの場合は、ないことがほとんどです。
ですので、自ら学ぶ姿勢を持って、しっかり学ばなくてはなりません。
③子どもの生理的欲求が十分に満たされるようにする
ここは、ベビーシッターの個別で細やかに対応できる部分が最大限活かされるところでしょう。
集団生活では、ある程度、一日の流れに沿っていくことが求められるますが、ベビーシッターの場合は、子どものペースを尊重することができます。
そのうえで、子どもの24時間の生活をとらえて、ベストな生活のリズムを考えていけるでしょう。
④子どもの健康増進が積極的に図られるようにする
子どもが意欲的に生活できるように援助する、これも、個別保育のベビーシッターの良さが活かされる部分であると思います。
ただ、集団保育では、お友達がいることで、意欲的になる、ということが、ベビーシッターの場合は、ありません。
このあたりは、ベビーシッターさんの腕の見せ所になります。
ここは、スキルを日々学ぶことが求められると思います。
まとめ
ベビーシッターも、命を預かる責任のあるお仕事です。
それも、そこにいるのは、自分だけ。
すべての判断をしなくてはなりません。
そのためにも、安全面、子どもの健康面については、常に学び続けることが大切だと思います。
私が、代表理事をしているNPO法人日本ホームチャイルドケア協会では、常に学び続けられる環境、いざという時に、相談できるコミュニティ運営をしております。
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