【100人インタビュープロジェクトVol.3】家事代行業の経営者 村田 実生さん
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
100人インタビュープロジェクト 3人目は、
Housework & Keeping -rhax-ラクス 代表 村田 実生(むらた みお)さん。
実生さんは、家事代行、ビルメンテナンスなどを経営され、女性支援にも力をいれていらっしゃる素敵な女性です。
友人が紹介してくださいました!
なんと、同じ岡山出身ということで、とても親近感がわきました~。
実生さん、クライアントさまから、ベビーシッターの問い合わせをいただくことがあるそうです。
そこで、ベビーシッターって、どんなものなのか、興味を持ってくださっていました。
私自身、家事代行については全くの素人。
とても、勉強になりました。
ですが、家事代行業と類似していることもあり、いろいろな話で盛り上がりました。
料金は、おいくら?
ベビーシッターの料金をお伝えすると、「安い!」とのこと。
実生さんのところは、1時間3500円とされているそうです。
相場より、若干高めだそうですが、女性支援をしたいというお気持ちから、最低でも時給1500円をお支払いしたい、と設定されたそうです。
確かに、ベビーシッターの相場って、家事代行の相場より安いんですよね。
命を預かる仕事なのに、なぜ??
私が思うに、2つ理由があると思うんです。
1.成果が目に見えてわかるか、わからないか
家事代行の場合、部屋がきれいになる、片付く、という目に見えた成果があります。
一方、ベビーシッターの場合、成果が目に見えずらいんです。
子どもが安全に楽しく過ごせても、当たり前のことなんですよね。
(本当は、当たり前ではないと思うのですが・・・)
2.誰がやるかで、成果がかわる
例えば、家事が苦手な人は、時間がかかるわりには、綺麗になってないこともありますよね。
家事の得意な人にお願いすると、効率よく、さらに綺麗になります。
この「得意」というところにお金を払うんですよね。
一方、子育ては、得意、不得意なんで表現をしませんよね。
親なら当たり前にできること、というイメージでしょうか。
やっぱり人ですよね。
家事代行もベビーシッターも人財がすべて!
やっぱり人なんですよね。
それも、人柄という基本的なところと、コミュニケーション能力が必要ですよね。
と話が盛り上がりました。
実生さんも、教育に力を入れていらっしゃるとのことでした。
定年って、ありますか?
家事代行は、90歳でも働けるもの。
定年制は、ないそうです。
ベビーシッターは、会社によって定年を設けているところもある、と聞いたことがあります。
また、私の周りには、70代でも働かれている人がいます。
ただ、体力的なことを踏まえて対応できる子どもの月齢などは、考慮しながら、働かれているようです。
家事もそうですが、ベビーシッターは、体力も必要です。
求められる体力は、お子様の年齢、タイプ、依頼内容によっても異なります。
例えば、5歳のパワフルな男の子。
公園で2時間めいいっぱい、遊ばせてください。
なんてご依頼だと、2時間戸外でパワフルに動くことになります。
一方、小学2年生のおとなしい女の子の塾への送迎という依頼ですと、時間も短く、それほど体力を必要としません。
ベビーシッターが長年続けようと思うと、お仕事内容を変化させていく必要がありそうです。
ベビーシッター部門
子どもがいても働き続けられる環境を整えたいとおっしゃる実生さん。
女性が活躍する職場には必須ですよね。
会社が、子どもがいても働きやすい環境を整えることで、一番最初に思い浮かぶのが、事業所内託児所でしょう。
ですが、これは、場所が固定されてしまいます。
その時々で、働く場所が変わる、ましてや直行直帰のお仕事には、適しにくいです。
そんなとき、ベビーシッターって意外と便利なんです。
場所は、問われません。
(子どもが過ごすに適した場所である必要はありますが)
ですので、働くメンバー、場所、時間帯に応じて日替わりで預かりをすることが可能となります。
社内で、家事代行も、ベビーシッターも両方できる人材がいれば、やりやすくもなるのではないか、と思うのです。
「そんな方法もあるのですね!将来、ベビーシッター部門作るときは、コンサルしてください!」
なんて嬉しいお言葉をいただきました。
そのときは、喜んでさせていただきます♪
まとめ
類似したものと比較することで、見えてくることもありますよね。
また、ベビーシッターが身近でない方とお話させていただくと、疑問を持たれるところが何なのかも見えてきます。
今回、女性支援に力を入れてらっしゃる実生さんとお話させていただき、改めてベビーシッターの働き方についても考えることができました。
時間の切り売りの代行業ならではの課題も見えてきました。
どんな仕組みがあったら、働きやすくなるのか、模索したいと思います。