あなたの行動、見られていますよ ~モデリング~
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
子どものおままごとの様子をみると、ご家庭での様子が手に取るようにわかる、と聞いたことありませんか?
1歳児さんでも、お茶を飲む時、ペットボトルからそのまま飲む子もいれば、急須のふたに手をあて、ゆのみに注ぐ子もいます。
これは、子どもが親をモデリングしているからです。
全ての行動を子どもに見られています
子どもたちは、まわりの人的環境を見て、モデリングしています。
特に多くの時間を過ごす大人の影響は、とても大きいです。
ですので、大人は、子どもにモデリングされていることを意識する必要があるのです。
マウスで「もしもし」お電話。
これも、よく見られる子どもの姿ですよね。
まずは、自分から
子どもに何かを習得させたいときは、まずは、自分自身を振り返ってみてください。
あなたができていないことをさせようと思っても、うまくいかないのです。
なぜなら、できていない姿をモデリングするからです。
2つ事例をご紹介します。
事例1
子どもに、「ありがとう」と言わせたくて「ありがとう、って言いなさい」と言う方がいます。
ですが、その言葉を言っている本人は、「ありがとう」って言っていないことが多いのです。
つまり、「ありがとう、て言いなさい」をモデリングするため、ありがとうを言われない場面で、相手にこの言葉を言うのです。
事例2
子どもと家に入り、靴を脱いだままにしていたので、
「靴をそろえると気持ちがいいよ」
と声をかけると、
「だって、ママは、そろえてないよ」
と言われたのです。
確かに、隣にあるママの靴は、脱いだままになっていました・・・
それを見て、言葉に詰まってしまいました・・・
まとめ
子育て、保育は、自分自身を育ててくれる、高めてくれる、と言われます。
本当に、そうだな~と思うのです。
これは、子どもと関わるうえで、子どもたちに鍛えられる、という意味もあると思います。
しかし、まずは、自分自身を振り返り、整えることができるからだと思うのです。
子どもに言っていることと、自分がやっていること、ちぐはぐになっていないでしょうか?
今日も、自分の保育を振り返っています。