ABA(応用行動分析学)に学ぶ 子どもとの関わり方
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
先週末、ベビーシッターを考える会の研修会でした。
テーマは、
「 応用行動分析学から学ぶ子どもの発達をサポートする関わり方」
今回は、日曜日開催ということもあって、ベビーシッターだけでなく、保育園の園長先生、家庭教師などさまざまな職種の方がご参加くださいました。
応用行動分析学って、知っていますか??
れっきとした科学。
人の行動の理解や見通しと、強化や弱化を目的とした学問分野のことです。
環境介入により自閉症や発達障がい児のできる事を増やしたり、苦手を減らす事が可能です。
また、療育に限らず、子育て、教育、スポーツ、福祉、ビジネスなど、日常の様々な領域で行動に関する研究や実践が行われている学問でもあります。
育児、保育、教育には、エビデンスを!
最近、エビデンスを踏まえて育児、保育、教育を語られることが多くなりましたが、まだまだ、倫理観、感性に頼った関わり方を取り上げられることが多いのが現状です。
もちろん、倫理観、感性も大切ですが、やみくもに関わっても、苦労するだけ。
そこで、科学、学問的要素を取り入れてスキルアップすることが大切だと思うのです。
研修会からの3つの学び
1.子どもができないときは、大人の行動を振り返る
子どもと関わるうえで、何度も言っているのに、なかなか変わらない、ということありませんか?
そのとき、子どもを責めてしがちです。
はたまた、発達障害を疑うケースもあるでしょう。
ですが、よく考えてみてください。
何も教わらずにできるようにはならないのです。
自ら成長する力を持った子どもたちですが、大人の適切な関わりが必要となるのです。
ですので、子どもができないときは、関わる大人の関わり方を振り返ることが大切だとういうことです。
強い言葉で言えば、子どもができないのは、大人の責任なのです。
2.伝わるように伝えることの大切さ
適切な関わりのなかで、とても重要なことが、「伝わるように伝えること」が大切なのです。
伝わるように伝えるためには、相手の状態と自分の状態を考慮して工夫することが大切です。
何をしているときに言うといいのか。
子どもが遊んでいるときに、目も合わさず「あと10分したら片付けなさい」と言ったとします。
大人は、伝えた気になっていますが、子どもに伝わっているでしょうか?
耳に入っていない可能性がありますよね。
それなのに、10分後、「あと10分したら片付けしなさいって、言ったでしょ。なんで、できないの!」と叱るとします。
ですが、これって、子どもが悪いのでしょうか?
伝わるように伝えていない大人にも責任がありますよね。
3.アイコンタクトの重要性
伝わるように伝えるためにも、アイコンタクトが重要なのです。
みなさん、会話をするとき、どのくらいアイコンタクトをしているでしょうか?
意外とアイコンタクトをとっていないかもしれません。
今回、アイコンタクトの練習方法をワークショップで体験したのですが、おもしろかったです。
子どもたちにアイコンタクトを強要するのではなく、自然と身に付く方法を知れたことは、かなりの収穫でした。
動画紹介
今回、質問もたくさん出て、すばらしい研修会となりました。
ご参加いただきましたみなさんには、感謝です!!
これをぜひ、より多くの人に見てもらいたい!と動画を販売することにいたしました。
<価格>
ベビーシッターを考える会の会員 1500円、会員外 2500円
動画とレジュメのセットです。
ご興味ある方は、メールでお申込みください。
申込先 bkksitter@gmail.com
件名に、ABA動画希望
本文に、お名前、職業をご記入のうえ、ご返信くださいませ。
振込先をお伝えいたします。
みなさまからのご連絡お待ちしております♪