ありのままを受け入れる ~小学生の場合~
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
ベビーシッターとして関わる子どもの年齢は、幅広いです。
私の場合、2か月から小学6年生まで
(まれに、中学生もシッティングしております)
ただ、メインは、未就学児です。
割合としたら、未就学児7、学齢期3くらいでしょうか。
そんななか、学齢期の子どもたちの関わりは、難しさを感じることもあります。
小学生って?
小学生も低学年はかわいいところもありますが、
中学年になると、口も達者になります。
本音と建て前も使い分けます。
信頼関係ができるまでは、なかなか本心が見えてこないところもあります。
ですので、最初は、手探りなところも多いです。
ある女の子の話
中学年の女の子Cちゃんは、とても明るい女の子です。
ですが、ちょっと口が悪く、手が出る子でもありました。
月に1,2回ほど会う子ですが、最初の頃は、暴言を吐いたり、ちょっとしたことで、私をたたいたりすることもありました。
中学年にもなると、学校での勉強も難しくなったり、人間関係もいろいろあったりするものです。
ギャングエイジと呼ばれる時期なので、反抗心も出てくる時期です。
また、ご家庭の事情もおありでしたので、Cちゃんなりに、私に何かをぶつけているのかもしれない、と思ったのです。
そこで、まずやってみたことは、基本的に社会ルールに反すること、危険なこと、人に危害を加えること以外は、受け入れることにしました。
保護者からは、「これはお願いします」と言われていることがありましたが、無理やりさせないで、本人の意思に任せられるように、協力していただきました。
ここをご理解いただけることは、本当にありがたかったです。
すると、少しづつ、暴言も、手が出ることも減りました。
そして、寝るとき、「そばにいて」と言うことも。
甘えてくれたり、ほっとリラックスしたりできる存在になれた気がします。
小学生のありのままを受け入れることの難しさ
ありのままを受け入れることは、大切
と誰もが知っていることだと思います。
月齢が低い子どもたちには、しょうがないよね、今、それを覚えていっているんだよね、などと受け入れることができることも、小学生になると、それくらいわかってるでしょ。小学生なんだから、これくらいのことは・・・と思ってしまうのです。
無意識に相手の年齢に合わせて、自分の受け皿の大きさを変えてしまっていたのです。
言い換えれば、相手に期待、要求をしすぎていたのですね。
それも、自分のものさしで。
子どもは先生
ベビーシッターをしていて、子どもから教わることが本当にたくさんあります。
今回のことも、そうです。
ありのままを受け入れるの大切さを再確認できました。
そして、私の行動の癖に気づくことができたのです。
子どもと関わる大人なので、常に子どもに見られて恥ずかしくないような生き方をしたい、と思っています。
ですが、未熟な人間です。
それを認めたうえで、そんな自分をさらけ出すことは、この仕事では大切なことなのではないかと思うのです。
できないことは、できないと子どもに頼る。
間違えた場合は、謝る。
迷ったときは、子どもに聞いてみる。など
自分が、大人だから、そんなプライドを捨てちゃっうことですね。