ベビーシッターを利用し始めるのにおすすめの子どもの月齢
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
ベビーシッターを利用しなくてはならないタイミングというのは、人それぞれだと思います。
・下の子が産まれた
・時短からフルタイムの働き方にした
・離婚した
・体調を崩した
・両親に頼れなくなった
などなど
親にとっては、必要に迫られて・・・ということが多いと思いますが、子どもにとっては、どうなのでしょうか?
その時の子どもの月齢は様々です。
子どもの状況も様々です。
私が、様々な子どもたちと関わってきた中から感じたことをまとめてみました。
利用を始めるなら、低月齢
単純に子どもの年齢だけを考えて言うなら、0,1,2歳など小さいほど、シッターさんが家に来ることに抵抗感が少ないです。
3,4,5歳も、たくさん遊んでくれる大人であるシッターさんを歓迎してくれることが多いです。
ですが、6歳以上で初めてシッターさんがいる生活をするとなると、ハードルが大きいのです。
なぜなら、急に知らない大人が、親代わりに家に来るということは、子どもたちにとって今までにないことだからです。
家庭教師など勉強を教えてもらうわけではありません。
親がいない間にいてもらうため、というニュアンスが強いベビーシッターは、ある意味、自分を見張るために親が呼んだ人のような印象を持つこともあるかもしれません。
ですが、小さい頃からシッターさんがいる生活に慣れている子には、それほど抵抗感がないようです。
ですので、利用を考えられていたなら、早い時期に利用し始められることをおすすめします。
利用はじめるときに気をつけたいタイミング
初めて利用される場合、月齢以外にも、子どもの心理状態など気をつけたいタイミングがあります。
1.下の子の誕生
いきなりお姉ちゃん、お兄ちゃんになったタイミングです。
赤ちゃんがえり、という言葉もあるくらい、ナーバスな時期です。
このとき、下の子のお世話のために、上の子のためにシッターを利用されることは、注意が必要です。
ただでさえ、見放されたように感じているなか、他の人にあずけられると、不安になりますよね。
ですので、赤ちゃんがえりが少し落ち着いた頃から利用されるといいと思います。
また、利用するのであれば、下の子をお願いするといいでしょう。
これをすることで、上の子とじっくり向き合う時間がとれ、上の子のメンタルも安定しやすいようです。
2.親の離婚
これは、子どもがどこまで状況を理解しているのか、ということが関係してきます。
また、そのことをどう受け止めているかも関係してきます。
子どもの環境は、離婚により変化します。
名前がかわる、住む場所がかわる、保育園、学校などがかわるなど。
変化が大きいときに、親が自分をシッターに預けたらどうでしょうか?
自分を見てくれない、そんな寂しさを感じることでしょう。
怒りを感じることもあるでしょう。
これも、大きい子の方がベビーシッターという存在に抵抗感を示しやすいです。
まとめ
今回は、初めてシッターを利用する場合のことについて書きました。
シッターを利用するという視点で語られるとき、多くは大人視点で語られます。
ですが、シッターと過ごすのは子どもです。
子どもの気持ちも考えることが大切でしょう。
シッターは、いろいろな場面でご家族のサポートをする仕事です。
シッターの相談を受けることが多いのですが、いざ、というときは突然訪れるのだな、と感じています。
そのため、ぜひシッターを利用するかもしれないと少しでも感じられている方は、子どもの小さい頃に、美容院に行く、映画を観に行くでもいいので、理由を作って、シッターを時々使ってほしいです。
参考記事