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2018-03-07

ベビーシッターと虐待

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

みなさん、「虐待」と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?

何か特別なこと。

身近に起こる可能性が低いもの

とどこかで思っていませんか?

以前の私も同じです。

私も、虐待って、家庭に何か問題があるから起こる、というように思っているところがありました。

例えばベビーシッターを頼む家は、ある程度の経済力のある家なので、虐待をするような保護者はいない、という思い込みを持っているケースも多いのです。

それって、本当?

ですが、それって、本当でしょうか?

虐待って、特別な大人だけがすることなのでしょうか?

 

いいえ、誰もが虐待の加害者になり得ることなのです。

 

虐待とは、「SOS」

以前、東京都の保育者向け研修で、「虐待とは、SOS」という言葉を聞きました。

なるほど、そう思うと虐待をしてしまった保護者や大人を責めるのではなく、サポートしよう、という視点でとらえられます。

 

最近は、厚生労働省も虐待を防止しようと、さまざまな取り組みをしています。

その中に

児童虐待かもと思ったらすぐにお電話ください。189(いちはやく)」

という啓もう活動があります。

(厚生労働省のポスターから抜粋)

これが功を奏してか、虐待の発見件数が年々増えています。

虐待についての意識が芽生えてきているということでしょう。

 

ですが、虐待に遭遇する割合は、かなり低いです。

ここでいう虐待は、命に危険が及ぶかもしれない危険な状況を指しています。

ただ、世の中には、虐待にエスカレートする可能性がある小さな出来事は、たくさん起こっているのではないでしょうか?

つまり、

SOSを発信している保護者がたくさんいるのではないでしょうか?

 

身近に感じることがスタート

虐待をしてしまう原因は、様々あると思うのですが、

その一つに「子どもに寛容ではない社会」があげられると思うのです。

そのことがわかる動画があるので、ぜひ見ていただきたいです!

 

周りの人が、子どもたちを一緒に見守っていく、そんな優しい視線だけでも、子育て中の保護者を追い詰めなくて済むんですよね。

保護者が追い詰められなくなれば、子どもへの虐待が減るでしょう。

子どもも、保護者も周りの人もみんなHappy

そんな社会になるのではなでしょうか?

私ができることは・・・

困っている親子を見たら、そっと笑顔で声をかけてみようと思います♪

 

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