家族の次のカテゴリー
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
私は、スポットというよりも長期的スパンで定期的に伺うお宅が多いのです。
そうすると、自然と「家族」の次に「さんのーさん」というカテゴリーができているらしいのです。
これは、ママたち数名に言われたことなんです。
よく保育園での姿と家族の前での姿は違う。と言いますよね。
それと同じように第3者のなかでも、さんのーさんの前だと違う、そうなのです。
私は、比較することができないので気づきませんでしたが、どうも、他の人の前では、よそいきの顔をしているようなんです。
一方、私の前では、お母さんほどわがままや甘えんぼうではないけれど、やんちゃをしたり、素の状態でいられているようです。
なるほど~。
確かに、子どもたちは、感情表現は豊かで、怒ったり、笑ったりしています。
先日、床に色鉛筆でお絵かきしちゃった子どもに、真剣に「床には描かない。紙に描いて」と言うと、えっという驚きの表情をされました。
叱ることとは、無縁の人のように思われているのかもしれません。
もしかすると、昔は、こういう家族の次のカテゴリーがあったのかもしれません。
第3の居場所のようなもの。
子どもとはいえ、TPOを見極め、使い分けているんですね。
早い段階から集団生活をする子が増えている今、TPOをわきまえすぎて、自己主張することができない、自己主張すらしない、ようになっていかないのか、とあるママが心配されていました。
確かに、感情を出しても受け止めてもらえなければ出すことも、感じることもなくなっていくかもしれません。
そう思うと、私のようなベビーシッターは、第3の居場所になり、第3者に自己主張するいい訓練の場になっているのかもしれません。
ベビーシッターの新たな存在意義になりそうです♪