子どもの周りに何を置くかは、大切です
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
先日、年長さんと小学3年生の姉妹のシッティングに伺いました。
二人は、ふとピアノの連弾を始めたのです。
なんだか、すごい!と思ってしまったのですが、彼女たちの環境をみてみると、納得でした。
リビングにピアノがある環境
彼女たちのお宅には、ピアノがあります。
小さいころから、身近なものだったのでしょう。
もちろん、ピアノを習われていました。
今は、そのピアノ、リビングにあるのです。
ですので、遊んでいても、ふとピアノを弾き始めるのです。
「とってもピアノが好きなんだね~。」
と聞いてみると
「そんなことないよ」
と言うのです。
ピアノを弾くことが、生活の一部になっているのかもしれません。
図鑑がたくさんあるお宅
3歳の男の子のお宅には、乗り物、花、野菜、恐竜などの図鑑がたくさんあります。
1歳の頃から、大好きな乗り物を図鑑で見ることが当たり前だった彼。
3歳になった今も、何か知りたいことがあると、自然と図鑑で調べ始めます。
子どもの周りに何を置くかは、重要
この2つの事例からも、子どもの周りに何を置くかが、とても重要だということがおわかりいただけると思います。
ピアノをやってもらいたい
図鑑を見る、読書好きな子になってもらいたい
そんなご両親の想いは、あったと思います。
ですが、強要することなく、何気なく遊びや生活の中で触れる機会があったのでしょう。
「図鑑を読みなさい!」と言われるより、子どもが知りたいな、と思ったタイミングで、図鑑を見せて、わかった!という感動、喜びを味わうことを大切にされたのだと思うのです。
ワクワクすることが大切!
そう、この知りたい!と思う欲求が満たされた感動こそ、病みつきになり、その後の人生に大きく影響を受けるのでしょう。
子どもたちは、何かをさせられなくても伸びる力を持っているんです。
ただ、伸びようとした瞬間に、ぐっとその子の世界を広げてあげる物をそっと置くなどの環境を整えることが重要なんです。
大人の役割は、まさにそこなんです。
何かをさせる教育がいいように思われるかもしれません。
教えると、ある程度できるようになります。
ですが、自分がやりたくてやっていることに敵わないのです。
みなさんも、やりたいことをしているときって、ワクワクして、楽しい気持ちでいっぱいでしょう。
ぜひ、何かをやってもらいたい、そんな想いを持たれたら、させるのではなく、そっと機会を待ち、タイミングよく必要なかかわりをすることをオススメいたします。