エリック・カール展 日本びいきの秘密
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納初夏(さんのう はつか)です。
昨日の午後のベビーシッター先は、用賀でした。
そこで、急遽、終わってから
世田谷美術館で開催されている「エリック・カール展」へ
行ってきました!
念願だったエリック・カール展
カラフルで、独特な世界観がある絵本たち。
紙のコラージュだったんですね!
色を塗った紙を切り貼りしてはっている感じは、原画でしか味わえないもの
かもしれません。
単なるまるも、エリック・カールっぽいです!!
原画は、「はらぺこあおむし」をはじめ、
1作品目の「くまさん、くまさん、なにみているの?」
などさまざまな原画が見られました。
また、最初のラフな試作と出来上がりを見比べてみることもでき、
作成過程が目に見えるようで、ワクワクしました♪
エリック・カールの物語
「色の魔術師」として知られるエリック・カールですが、ニューヨークで生まれた後、
ナチスの時代のドイツで青少年時代を過ごしているんですね。
(現在88歳)
そして、さまざまな人から影響を受け、交流していたそうです。
影響を受けた人物の中に、私の大好きなアンリ・マティスがいました。
彼も紙のコラージュの作品をたくさん作っています。
また、「スイミー」で有名な絵本作家レオ・レオニとも交流があったそうです。
なんとなく、テイストが似ている感じがしますよね。
エリック・カールは、日本びいき
なんと、エリック・カールは、日本が大好きだそうです。
コラージュの作品の中に、「キモノ」というテーマのものが2点展示されていました。
紙が2枚貼り付けられているだけなのに、キモノに見えてくるから、不思議です。
作品をご覧になりたい方は、こちらの記事へ
また、絵本作家のいわむらかずおさんと共作絵本も作成されているんです。
ほんと、日本を愛してやまない、ようです。
そもそも、なぜ、日本が大好きになったのでしょうか?
それは、「はらぺこあおむし」の出版に関わるものです。
「はらぺこあおむし」と言えば、穴があいているページが特徴ですよね。
しかし、これ、当時のアメリカで製本すると採算が合わない、ということで出版
できなかったのですが、日本の出版社の協力を得て、世に送り出されたとのことです。
あの絵本に、こんな秘話があったとは!感動です。
新たな一冊との出会い
このなまけものが主人公の絵本。
なまけものって、ゆっくりとした動きをしますよね。
人生のんびり生きていいんだよ。
そんなメッセージを感じる絵本です。
もう1冊、日本語版になっていないようですが、
「ナンセンス・ショウ」
プっと笑える面白い発想の絵本でした。
2015年に出た本のようなので、そのうち日本語版も出版されるかしら?
待ち遠しいです。
7月2日までやってます!
「エリック・カール展」7月2日までやってます。
毎週土曜日には、100円ワークショップ。
その他、「おはなし会」などイベントもいろいろあるようです。
大人ひとりでも楽しめます。
エリック・カールの絵本を一冊も読んだことがない方にもオススメです♪
ぜひ、足を運んでみてくださいね。