親子の絆
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
ドラマを見ることが好きなのですが、あの
「さくらの親子丼」が戻ってきたのです!
九十九堂という古本屋を営むさくらさんが、お腹をすかせて悪いことをしてしまう子どもなどに親子丼を食べさせてあげる、という話。
さくらさんには、息子がいたのですが、高校生のとき、バイト先で、お客だった若い女性に刺されれ、なくなってしまった、という過去がありました。
ひょんなことから、その刺した女性の子どもと出会い、共に生活するように。
「人は、悲しみのなかで生きられるけど、苦しみのなかでは生きられない」
さくらさんの言葉が心の残っています。
そんなさくらさんが、今度は、子どもシェルターで、子どもたちと向き合うことに・・・
今夜、何を食べたい?
第2話で、さくらさんは、子どもたちに、「何を食べたい?」と聞きます。
すると、誰も答えられないんです。
それは、子どもの頃から聞かれた経験がないから。
また、何かを食べたい、と言ったら、殴られた子もいるくらいなのだとか。
これには、びっくりでした。
「何を食べたいか」を言えるって、ことは素敵なことなんだな、と改めて感じました。
自分の人生は、自分で決める権利がある
子どもシェルターは、2ヶ月経つと、自分でその先の人生を選ばなくてなりません。
弁護士が、ある少女に「あなたの人生だから、自分で選ぶ権利があるのよ」と伝えます。
そうです、まさに何を食べるかを決めることは、自分の人生を選ぶ一歩になるのです。
なんとも、奥深い・・・
ここから学ぶ子どもへの関わり方
私は、いつも子どもがどうしたいかに耳を傾けるよう心がけています。
中には、どうしたいかを考えることもない受身の子もいます。
こういう時、大人はこうするでしょ!と言わなくてもやってくれるのを待っている子もいます。
または、自分の意思をガンとして貫こうとする子もいます。
どうしたいかを思っていても、うまく表現できない子もいます。
ですが、このドラマの話から、やはり、子どもの考え、思いを表現してもらうことは、とても大切なのだ、と思ったのです。
たかが、ごはん。されど、ごはんです。
自分がどうしたいのかを表現するためには、どうしたいかを聞かれる体験が必要だということです。
よく知っている子は、今何を求めているか、手に取るようにわかります。
ですが、それは想像でしかないのです。
ですので、自分で表現できるような関わりをしたいと思っています。
自分で考え、決める。
これは、自分の人生を自分で生きるために必要なことです。
ぜひ、子どもたちには、どんな場面でも、自分で考え、決められる人になってもらいたいものです。
そして、行動し、その結果に責任をとれる人になってもらいたいものです。
私も、日々、そのお手本になるべく精進してまいります!