東京都 親でも、子どもへの体罰は禁止!
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
東京都は、親がしつけ、と称して行う体罰について、禁止する条例を制定する方針を固めたそうです。
東京都は子どもを虐待から守るために制定を目指している都独自の条例案について、保護者に対ししつけの際の体罰を禁止することや乳幼児健診の受診を努力義務とすることなどを盛り込む方向で検討を進めることになりました。
こんな記事もありました。
子供への体罰は、学校では学校教育法で禁止されているが、家庭内では一律に禁止する法律はない。民法では親権者の子供に対する「懲戒権」が規定され、その権利の行使として体罰もあり得るとの解釈例があるためという。
都の担当者は「しつけと称して虐待を正当化することがないよう、条例に盛り込むことで、体罰によらない育児が重要とのメッセージを発信したい」と説明している。体罰のほか、暴言など「品位を傷つける形態による罰を与える」ことも禁止する方針。 (東京新聞)
確かに、まだまだ、子どもへの体罰を肯定する考え方がはびこっている印象です。
ぜひ、体罰によらない育児の重要性を知ってもらいたいです。
ちなみに、ある調査で、こんな結果が出ています。
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが子育て中の親や養育者1030人を対象に実施した「体罰」に関する調査によると、しつけのために子供を体罰することに、「積極的にすべきである」(1.2%)、「必要に応じてすべきである」(16.3%)、「他に手段がないと思ったときのみすべきである」(39.3%)と回答。半数以上の親や養育者が体罰を容認していることがわかった。
(こちらより抜粋)
悲しいですよね。
ですが、今回の条例に盛り込むことで、効果が期待されるのです!
<罰等を法律で禁止することと啓発活動の効果を比較すると、法改正も啓発も行っている場合(例えば、スウェーデン)が体罰および虐待を減少させる効果が最も高いことが指摘されている。次いで、法改正をしたが啓発はそれほど行っていない場合(例えば、ドイツ、オーストリア)、法律による禁止はしていないが啓発を行った場合(例えば、法改正前のスペイン)となった>
(こちらより抜粋)
こちらの記事には、続きがあり、
そこではたらきかけたいのが、「体罰禁止」と呼びかけるだけでなく、どうすれば体罰をせずに子育てできるか提案していくことだ。明確に体罰の禁止を掲揚することも大切だが、親や養育者が体罰をしてしまう状況を改善することも必須である。
(こちらより抜粋)
と書かれていました。
確かに、体罰をしてしまう状況を改善させることが大切でしょう。
具体的な改善策として、
、親や養育者のプライベートな時間を充実させることが、育児ストレスを軽減させ、ひいては体罰減少につながると考えられる。(こちらより抜粋)
と書かれていました。
本当に、育児は楽しいこともありますが、ストレスを感じることも多々あるでしょう。
ベビーシッターをうまく活用して!
そこで、ぜひ、ベビーシッターを利用してもらいたいと思っています。
ベビーシッターを利用することで、
・一人の時間を持ち、リフレッシュできる
・保育のプロから子育てのヒントをもらえる
・子育ての相談ができる
など、いいことがあります。
まだまだ、気軽に使える環境ではないかもしれませんが、1回利用すれば、早く利用すればよかった。
という方が多いのも現実です。
ぜひ、ベビーシッターをうまく活用してください!