ベビーシッターの日々 ~保護者ご在宅時のあるある~
こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
ベビーシッターを利用される理由は、様々です。
その中には、自宅でお仕事をされている間に、シッターをお願いするというケースもあります。
今回は、そのケースについてご紹介したいと思います。
在宅あるある
子どもの月齢、シッターにどれだけ慣れているかにもよりますが、保護者を見てしまうと泣いてしまったり、保護者を求めたりします。
事例1
人見知り真っただ中の8か月のお子様がはじめてシッターに預けられたとします。
人見知りなので、泣きますよね。
ただ、しばらくして落ち着いてきました。
その後、眠くて泣き始めてしまいました。
泣き声を聞いたママは、気になり見に来ました。
ママを見た子は、さらに泣きます。
泣いたら来てくれると思って、泣き続けることも・・・
事例2
1歳の男の子。ご両親は、不在ですが、同居されているおばあちゃまが在宅です。
ご両親は、おばあちゃまに顔を出さないように伝えているものの、孫が気になり、ちょこちょこ顔を出されます。
はじめてのシッターより、おばあちゃんの方が慣れている男の子は、おばあちゃんの方へ行きます。
そして、シッターになかなか慣れてくれません・・・
信頼関係を築くのに時間がかかるのです。
番外編
幼稚園年少さん、ママと離れて楽しく遊んでいます。
とっても素敵な絵が描け、真っ先に、ママのお仕事のお部屋に行って見せます。
また、はさみを使いたいのに、場所がわからず、ママに聞きに行きます。
このように、何かあるとママのところへ行くため、お仕事を中断させることにも・・・
ベビーシッター会社がお願いしていること
多くのベビーシッター会社は、保護者が別室にいていただけるようにお願いしているようです。
これは、シッティング中は、顔を出さないでもらうように、という意図が含まれています。
上記にあるような、在宅あるあるを防ぐためにお願いしているのです。
事例1のようになると保護者も自分の時間をゆっくりとることができません。
シッターも、泣かれるといたたまれず、そのたびに保護者の手を煩わせてしまう・・・という申し訳なさを感じてしまうのです。
事例2では、シッターとの信頼関係が築けないため、子どもが不安定になりますし、シッティングしにくくもなります。
ちなみに、番外編については、子どもの気持ちを尊重して、保護者にご理解いただくのが一番かな、と思います。
在宅でシッターを利用したいと思っている方へ
在宅で、とてもいいこともあります。
ですが、少なからず気になってしまいますよね。
その場合は、ぜひご自身が別の場所でお仕事されるか、シッターと子どもに外出してもらってください。
シッターは、公園で遊んだり、児童館へ行ったり、おもちゃ美術館などの子どもの遊ぶ施設へ連れていってくれます。
ですので、相談してみてください。
せっかくシッターを利用するのですから、保護者も、子どももハッピーな環境を整えてもらいたいな、と思います。
参考ブログ
このあるあるについてベビーシッターたちが悩んでいるようです。
私も悩める一人だったときの実体験も紹介させていただいています。