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2018-01-10

東京都 ベビーシッター代の補助が決定!!

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

昨年末、東京都でベビーシッター代の補助がでるかも!というニュースをご紹介させていただきました。

そのブログは、こちら

それが、決定したのです!

そう、東京都では、待機児童となった家庭のベビーシッター代を月28万円を上限に補助することが決まったのです!

詳しくは、こちら

なんとも、画期的です!!

ベビーシッター業界に追い風が吹いています!!

利用を考える人へ

この記事を見て、利用したい!と思った方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

費用的には、補助があるとはいえ、認可へ入れるよりは、上がってしまうかもしれません。

意外と光熱費、シッターの交通費などもばかにならないですよね。

また、家に入られることへの抵抗感がある人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、使ってみるととっても便利!という方も多いです。

メリット1 送迎時間がない

送り迎えがないのです。

雨の日など、特にほっとしますよね。

メリット2 感染症にかかりにくい

集団生活では、どうしても感染リスクが高まります。

ですが、自宅だと感染リスクが減りますので、急な病気になることも減ります。

メリット3 病児も対応してくれるシッターさんだと、なおラッキー

いつも来てくれるシッターさんが、病児の対応も可能、ということですと、会社を休むことも減ります。

病児保育室の手配などの手間も減ります。

精神的なストレスがかなり軽減できるのではないでしょうか?

いいこと尽くしのことのようですが、シッター選びは慎重にしてくださいね。

厚生労働省から出されている

ベビーシッターなどを利用するときの留意点

をしっかり読んでおいてくださいね。

なお、漠然と興味があるけど、疑問がいっぱい、という方もいらっしゃると思います。

そういう方は、無料の電話相談をぜひ、ご活用ください。

相談は、こちらから

懸念点

ただ、若干懸念点も感じております。

1.人材確保

待機児童問題解消のため、となると保護者は、8時間から11時間以上を月から金の週5、預けることになるでしょう。

かなりの長時間のうえ、毎日です。

それに対応できる人材の確保がどれだけできるのでしょうか?

これと似た形態でやっている国の事業、居宅訪問型保育の現場でも、長時間だと1日に2人もしくは3人交代。

1か月埋めるために、20人もの保育者が出入りするご家庭もある、とのこと。

年末は、扶養範囲内で働いている人が休むので、コーディネートが大変・・・という声も耳にしました。

2.保育の質

上記のような状況で、保育者が子どもとの信頼関係を築けるのだろうか。

子どもたちは、安心して過ごすことができるのでしょうか?

安心できる空間、人間関係は、必要不可欠のものだと思うのです。

それすら危ぶまれる、ということにならないのか、不安です。

また、人手不足のため、経験も少ない人がマンツーマンで密室の保育をすることが多くなる可能性が高いです。

マンツーマンは、楽そうに見えますが、実は責任も重大ですし、すぐに相談できる相手がいない分、十分な知識と高い経験値が求められます。

3.補助対象先

補助対象先について保育の質を保つため、条件が付けられるはずです。

これは、まだはっきりしていません。

私は、「ベビーシッターを考える会」という団体の代表をしています。

ここに集まるシッターさんは、フリーランスの人が多いのです。

フリーランスの人は、プロ意識、向上心を持っている人が多いです。

そういうフリーランスの人も補助対象となってくれる制度になってほしいな、と思っています。

まとめ

懸念点もいろいろありますが、今後の動向に注目しましょう!!

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