【ご報告】勉強会「日々の保育を自己評価しよう」
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。
昨日は、私が代表を務めさせていただいている「ベビーシッターを考える会」の勉強会でした。
今回のテーマは、
「日々の保育を自己評価してみよう」
でした。
自己評価が必要な理由
ベビーシッターは、基本的に訪問型であり、マンツーマンで行うものです。
その特性から、誰かにアドバイスをもらったり、自分の保育を評価してもらう機会がありません。
ですが、それに甘んじていては、保育の質は、向上しません。
ということで、ベビーシッターならではの自己評価を考えてみたいと思ったのです。
ちなみに、ベビーシッター、訪問保育向け自己評価の指標は見つけられませんでしたので、
『幼稚園教諭・保育所保育士・認定こども園保育教諭 保育者のための自己評価チェックリスト
―保育者の専門性の向上と園内研修の充実のために』
民秋 元 著
を参考文献として利用させていただきました。
(↑写真をクリックするとAmazonにジャンプします)
PDCA
これって??
保育の世界にいると馴染みがない人もいるかもしれませんが、保育においても、PDCAが重要です。
(今回は、c チェックにスポットライトを当てました)
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
このPDCAを繰り返すことで、より子どもたちの育ちに貢献できる保育ができるのです。
勉強会を通して
今回の勉強会では、参考文献から選んだ25項目についてチェックしたのち、これはどうなのかな?という項目を出し合って、ディスカッションをしました。
いくつか上がったのですが、どの項目でもでてきたことが
保護者との連携の重要さ
でした。
たとえば、この項目
「子どもが興味や関心を示し、主体的に関わる環境を用意していますか?」
これは、保育所など施設であれば用意する、という表現になりますが、訪問保育であるベビーシッターの場合、多くは、用意してもらうことになります。
*ちなみに、シッターの中でも、おもちゃ、工作グッズ、絵本などを持参する人、しない人とわかれました。
この用意してもらう、に焦点を当てた場合、保護者に子どもの興味関心、必要なもの、環境について、どう伝えていくか、という課題が出てきます。
その場合、みなさんがどんなことをしているのでしょうか?
こんな意見が出てきました。
・いいところ、興味、関心があったことを伝える
・マイナスな表現をされたら、ポジティブな表現に言い換える
・ご家庭の現状を認識したうえで、伝え方を工夫する
・根気よく同じ内容でも、少しづつ違う子どもの姿を伝える
などでした。
まとめ
ベビーシッターは、保護者の意向を大切にしつつ、子どもの成長も考えていきます。
やはり、保護者との関係は重要です。
さまざまなテーマで勉強会をしてきましたが、いつも、このことに行きつきます。
ベビーシッターの質を考えていくうえでも、保護者の方たちと話し合える場を設けたいな、と思っています。