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2018-11-18

ベビーシッターに新基準が!?

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

先日、ベビーシッターに新基準を設けるべく、厚生労働省が検討しはじめている、というニュースが流れました。

 

子どもの安全が確保されているのか確かめようがないとされるベビーシッターについて、国が新たな基準を設けることになった。来年10月からの幼児教育・保育の無償化でシッターも対象となるのに合わせた厚生労働省の対応だが、専門的な資格や立ち入り調査実施などは定めない見通しで、実際に保育の質の担保につながるかは不透明だ。

根本匠厚生労働相が16日の閣議後記者会見で、「ベビーシッターについては基準の創設も含め、(幼保)無償化の施行に向けて検討していきたい」と述べた。

シッターをする個人や会社には都道府県への届け出が義務付けられており、2016年度で903カ所。厚労省は「認可外保育施設指導監督基準」で、シッターについては「1対1で保育を行う」などと定めているが、認可外保育所などのように保育士の配置や施設に関する基準はない。都道府県による「立ち入り調査は年1回」の原則もない。

厚労省は、指導監督基準の新たな項目として、シッターへの研修義務化などを検討する方向。ただ、同省幹部は「シッターに保育士免許を求めるのは難しい。保育の現場となる子どもの自宅に調査に入ることも理解を得がたい」と話し、認可外施設と同様の基準には至らない見通しだ。

全国市長会は無償化に伴って公費を投入する以上は、保育の質が担保されるよう指導監督を強化するべきだと訴えている。だが、国は、5年間は基準を満たさないシッターなども無償化の対象とする方針だ。(浜田知宏)   朝日新聞デジタル記事より抜粋

ベビーシッターの一人として、これは嬉しいことです!!

なぜ、必要?

やはり、保育の質を担保する観点からも、必要だと思います。

基準がない、ということは、ベビーシッター個々の倫理観に頼るしかないのです。

子どものために、安全管理をしっかりし、子どもの最善の利益を追求する人もいれば、ただ、見てればいいんだよね~、という人もいるでしょう。

保険も、万が一に備えて入っている人もいれば、入ってないから、安くしますよ!という人もいます。

一口にベビーシッターといっても、質はバラバラなのです。

これでは、安心して使ってもらいにくいですよね。

やはり、安心安全にベビーシッターを利用してもらうためには、必要でしょう。

現状

では、現在、ベビーシッターに関して、野放し状態なのでしょうか?

ベビーシッターに関する基準は、存在しませんが、「認可外保育施設の監督基準」というものが存在します。

この基準をもとに、立ち入り調査を行っている自治体もあるそうです。

私が聞いた範囲では、静岡、鹿児島が実施されているとのことです。

ベビーシッターは、施設ではなく、子どものおうちなどで保育を行います。

ですので、施設の基準は、設けられないでしょう。

そうなると、シッターが行うものについての基準が設けられると考えられるでしょう。

例えば、

・毎年1回、必ず救命救急講習会を受講する

・調理、調乳を行うシッターは、毎月検便を行う

・保険に、必ず加入する

など、最低限のものは組み入れてもらいたいです。

その他、細かいところでは、いろいろあるのですが・・・

基準ができるのを楽しみにしています♪

 

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