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2018-11-17

【ベビーシッターの悩み】~保護者が在宅の時~

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

ベビーシッターは、お宅へ伺ってお子様のシッティングをさせていただきます。

多くは、保護者が外出されますが、在宅でお仕事をされることもあります。

ベビーシッターの日々 ~保護者ご在宅時のあるある~

ベビーシッターが悩むこと

このような在宅あるある、を知っていると、シッターの中には、保護者が在宅されることが苦手な人もいます。

一方、まったく気にならない人もいます。

ですが、多くの方が、悩むことは、

保護者が在宅のとき、泣かせないようにするべきなのか?

ということです。

子どもは、月齢にもよりますが、泣いて気持ちを伝えることもあります。

泣いて、発散していることもあります。

ですが、少しも泣かせないように・・・と気をつかうシッターさんもいるようです。

確かに、泣き声を聞かれるとママたちは、心配になりますよね。

泣いたら、ママがくる・・・

そうなると、気を使ってしまいますよね。

私の場合

私も、気を使う一人です。

ただ、子どもが泣くことは悪いことではなく、「寂しい」などの感情表現の一つだと思っています。

その表現を押さえつけることは、したくない、というのが本音です。

なので、泣きたいときは、気が済むまで泣いていいと思っています。

泣きながらも、落ち着いてくるとおもちゃに興味をもち遊び始めます。

ですので、遊びに誘ったり、お歌を歌ったりします。

気持ちを切り替えられる環境を作る、という感じでしょうか。

ただ、事前にお願いをしています。

子どもが楽しい時間を過ごせるために

子どもにとって、シッターに預けられることは、初めての経験であればあるほど不安です。

ですが、安心できる相手だと認識し、信頼関係が築けると、シッターと過ごす時間は、楽しい時間となります。

じっくり向き合って遊んでくれる存在でもあるので、子どもにとっては、貴重な時間にもなります。

そうするためには、シッターと子どもとの信頼関係がとても重要だということです。

泣いた状況を説明する

お願いするものの、泣き声が聞こえると不安になる方も多いです。

ですので、終了時に、泣いた状況、その後の様子などを詳しく説明するように心がけています。

例えば

「眠たかったようですね。抱っこでゆらゆらしていると、ウトウトしはじめ、そのまま寝付かれました。」

眠かったり、体調が悪かったりすると、いつも以上にママを求める傾向が高くなるようです。

学びが深まった出来事

私自身、とても学ばせてもらった出来事があります。

2か月からシッティングさせてもらった子の話です。

ママは、別室でお仕事をされていました。

2か月目は、とても落ち着いて過ごしていました。

3か月目から、少しぐずることがありましたが、外へ散歩に出かけると、落ち着いて過ごせていました。

4か月過ぎから、ママ以外の人だと大泣きするようになりました。

ママは、気になるので、時々に見にいらっしゃいます。

泣くとママが来てくれるとわかったのか、来るまで泣き続けるようになりました。

寝ている以外は、泣いている時間が多かったのです。

ただ、抱っこで上下に揺らすと落ち着きやすかったので、お歌を歌いながら、屈伸運動をする日々。

本心としては、泣いていても見に来ないでもらいたい・・・と思っていましたが、ママが心配する気持ちもわかります。

また、泣いていると喉が渇きますよね。

そこで、1時間に1度授乳しつつ、スキンシップをとってもらうようにしました。

そして、月齢が上がるとともに、遊びを楽しめるようになりました。

自分で動けるようになったり、手先を使えるようになると、興味がどんどん広がったからかもしれません。

ベビーシッターのお仕事は、三方よしが基本

このことから、私は多くを学ばせてもらいました。

ただ、一番の学びは、

ベビーシッターは、親も、子も、シッターもいい選択をする。

つまり「三方よし」が大事だな、ということです。

ベビーシッターは、親だけ、子だけのものではありません。

家族をサポートするお仕事だということです。

また、シッターも、誰かの召し使いではありません。

自己犠牲をしてしまうと、人を大切に思い気持ちがすり減っていきます。

そんな状態で、家族をサポートすることができるはずはないのです。

ですので、「みんながいいように」と思い合える関係性を築きたいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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