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2018-07-20

真の自立とは?

ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

ベビーシッターは、未就学児だけではなく、小学生とも関わります。

小学生は、なんでも自分のことができて、楽でしょ。

なんて言われることがありますが、実はそうでもないのです。

精神的に発達していることもあり、未就学児とは異なる難しさがあるのです。

ですので、保育についてだけではなく、教育についても学び続けています。

 

先日、尾木ママの本も、何冊か読んだことがあるのですが、今回、タイトルにピンときた本を読んでみました。

 

「親子共依存」

尾木 直樹 著

なんとも、センセーショナルなタイトルですよね。

真の自立とは?

私は、子育て、保育など子どもと関わる人の役割は、子どもが自立できるようにすることだと思っています。

いずれ大人になって、困らないために。

ひとりの人間として自分らしく生きるために。

ですが、自立している状態って、どんな状態なのでしょうか?

 

尾木ママは、「自立」には、以下4つの要素があると書いています。

「精神的自立」 物事を自分自身で判断し、決断できる

「経済的自立」 仕事をして収入を得、実家を離れてひとりでも生活できる

「社会的自立」 社会の一員としての意識を持てる

「性的自立」  自分や異性の心と体をよく知り、自他の性を尊重できる

なるほど。

とってもわかりやすいですよね。

衝撃的な気づき

突然ですが、

何歳まで、異性の親とお風呂に入っていましたか?

私は、小学6年生の途中まで入っていました。

結構長いほうです。

初潮を迎えてから、なんとなく入らなくなったと思います。

 

最近は、中学生になっても異性の親と入るケースが多いそうです。

そして、それをおかしいこととは、思っておらず、「仲がいいんですね」と微笑ましいエピソードととらえがちだとうです。

ですが、本当にそうなのでしょうか?

ちなみに、欧米人から見たら、思春期の子どもと親が一緒にお風呂に入るのはアブノーマルだと捉えられているそうです。

実際に、アメリカでは、6歳以上の異性の子どもと入浴した親が虐待で告発されたケースもあるのだとか。

 

性教育が遅い日本だからかもしれませんが、

親がいつまでも「子ども」と見ている、ということなのかもしれませんね。

ですが、大人になってからも母親と入浴していた男性のエピソードなどを読むと、「卒入浴」は、大切だな、と思いました。

自分で決められない子どもへの対応

ベビーシッターとして働いている中でも、自分で決められず、なんでも親に確認する子に出会います。

精神的に自立できていない子。

最近は、携帯を持っている場合もあるので、その場ですぐ聞けちゃうんですよね。

(これが、いいのか悪いのか・・・)

ですが、携帯を持っていない場合は、自分で決めることを促すようにしています。

「どっちがいいと思う?

どっちを選んでも、さんのーさんがいい、って言ったって言っていいよ」

結局、自分で決めたことに責任を持つことが怖い、というところもあるんです。

自分で決めたことに、親が怒るのではないか、と不安でもあるようです。

ですので、まず、私が責任をとって、怒られることを予防してあげます。

その中で、選択することを練習してもらえればと思っているからです。

選択するということ

私自身、ベビーシッターとして働き始めたころから、子どもたちに

「自分で考え、選択し、行動し、責任をとれる人」

になれるような働きかけを心がけています。

失敗や辛いこと、苦しいことが全くない人生なんてありえないのです。

だったら、それをどう捉えて、前に進むか、それが大切だと思うのです。

自分で考え、選択し、行動し、責任をとる。

これができれば、どんなときも、誰かのせいにすることがありません。

自分自身の手で自分の人生を生きることができるのです。

改めて、私たち大人が子どもにできることを考えさせられました。

 

 

 

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