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2019-02-12

【100人インタビュープロジェクトVol.5 前編】オペア経験者 盛田朋美さん 

こんにちは。
ベビーシッター・個別訪問型保育研究家の参納(さんのう)です。

100人インタビュープロジェクト 5人目は、

オペア経験者の盛田朋美さん。

現在は、緊急24時間保育園に勤務されています。

オペアって、聞きなれない方も多いでしょう。

外国にホームステイして現地の子供の保育する見返りに滞在先の家族から報酬をもらって生活する留学制度のことである。オーペア、マザーズヘルプとも言われる。

(Wikipediaより抜粋)

 

実は、オペアって、ベビーシッターにとっても似ているですよね。

ちなみに、オペアを実施している国は、19か国もありました。(こちら参照)

国によって、規定が異なるようです。
オペアについても、盛田さんにリアルなご体験を伺えました。

今回も盛りだくさんなため、前編、後編に分けてお届けします。

前編は、オペアについてのご経験を踏まえた内容をまとめさせていただきました。

後編は、日米のベビーシッター事情についての予定です。

オペアのご経験について

アメリカでオペアをされたきっかけを教えてください。

「元々幼少期にアメリカに住んでいた事があり、家族でアメリカが好きで旅行などもしていました。

保育の短大に進み、留学する時間はなかったので諦めていたのですが、就職してから過労で何度か倒れて職場を変えた時にたまたまオペアの広告をネットで見つけ、このプログラムなら留学が自分の力で実現できる!と思ったことと、アメリカでまた暮らしてみたいとずっと思っていたので自分にマッチしていると思い、応募しました。」

アメリカが大好きだったんですね。
そして、自分の力で留学をされた、というところも素晴らしいです!!

オペアされていた期間と内容を詳しく教えてください。

「2016年10月〜2017.12.月までの1年2か月です。

最初の半年はupstate NYの田舎町で6(m).4(m).2(f)歳の3人を基本平日8:00〜18:00.19:00でcareしていました。

4月半ばからはOR州Portlandで3(m)歳と4ヶ月(f)の赤ちゃんを基本平日の日中(時間はバラバラ)careしていました。

仕事内容は共に子どもの食事の準備提供、スクールの送り迎え(車)、公園やミュージアムに遊びに行ったり買い物に行ったり、です。」

子どもに関すること全般をされていたんですね。

保育というより、育児をしている感じでしょうか。

私がドラマや映画で見ているベビーシッターさんと近いお仕事内容のように感じます。
(一番、参考にした映画は、「私がクマにキレた理由」

 

オペアは、給料をもらえるそうですが、ベビーシッターの相場と比べて少ないのでしょうか?

「ベビーシッターに比べたら安いですね。
オペアは、週45時間 200ドルなので、1時間4ドルです。

オレゴン州でベビーシッターをすると 
経験はない人は、1時間15ドル
経験がある人は、1時間20ドル
くらいが相場です。」

なるほど、やはりオペアは、とっても安いですね。

「日本での保育園での経験とアメリカでのオペアの経験はあらゆる点において違いを沢山感じ、自分の保育観に大きな影響を受けました。」とのことでしたが、具体的な違いを教えてください。

・一番驚いたこと

「日本の保育園はしつけやマナーに厳しい部分が強いですが、アメリカという事もあり、自由な感じで、子どものマナーや家庭内でのしつけの緩さには初めは衝撃を受けました。

態度悪すぎ!と思う事も。でも、アメリカはどんなに小さい時でも、一個人として尊重される、という感覚なので、生意気に感じる事もありますが、そうやってしっかり自分の意思を表現できる人が育つのだなぁ、としみじみ思いました。

あと、食生活も衝撃でした。NYのファミリーはマカロニ茹でてバターを絡めただけの物を子どもが好んで食べていて、自分は日本人で良かったって思った瞬間でした。笑」

ちなみに、アメリカでは、赤ちゃんの頃から、一人の部屋で、寝かせられ・・・
寝かしつけもしないそうです。
ベビーモニターがついているので、泣いても、よっぽどのことがなければ部屋へ行かないそうです。

このあたり、日本と子育て観が違うので、日本人がオペアをして、心が痛む人もいるようです。

・取り入れたいと思ったこと

子どもの育て方の選択肢が沢山あるところは本当にいいなと思います。

日本でフルタイムで働きながら子育てするとしたら、保育園に入れるのがほとんどだと思いますが、アメリカではデイケアやベビーシッター、友人の子どもと一緒に友人に見てもらったり、オペアを利用するなどと沢山の種類があって、うまく組み合わせながらみんなで子育てしていく感じでした。」

アメリカは、教育費が高いのが当たり前だそうです。
だから、どのサービスを利用してもそれほど差がないからこそ、個々に選択できるのでしょうね。

日本は、保育料が安すぎます。
そのためか、重要なことと認識されにくいのではないか・・

本当に同感です!!
保育園がなぜ安い保育料で、ベビーシッターがなぜ高いのか??

そのあたりを知ってもらいたいな~と思うとおともに、子育てしやすい社会を目指すのであれば、どのサービスを利用しても同じように補助がでるようになればいいな、と思います。

オペアをされて、保育観がどのように変わりましたか?

「子どもによって向き不向きがあるので一概には言えない事ですが、やはり集団生活での一斉保育は子どもに負担がかかっている(低年齢だと特に)と、オペアをして家庭内での保育を経験してから実感しました。

なので、現在は日本の集団保育を行う保育園で働いていますが、フリーという立場もあり、個別の対応を心がけたりしています。」

確かに、一斉保育は子どもに負担がかかっていると思います。

子どもなりに、保育園では頑張っているんですよね。

個人的には、せめて0歳の間は、マンツーマンのベビーシッターが選べるといいな、と思います。

まとめ

なんとなく耳にしていたオペアについて、リアルなお話を伺え、とても勉強になりました。

オペアをはじめ、子どもを預けることが当たり前の国と、そうでない日本では、いろいろ違うことがありますね。

その背景に、子育て観の違いもあるのだな~と感じました。

ベビーシッターを考えるうえで、このあたりも重要な鍵になりそうだと思っています。

 

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